【超能力先輩と痺れ】
万→3年生
ちよ→2年生
霊音、時雨→1年生
特に時期とかはありません。
霊「先輩、今日は変な本読んでますね」
ち「今日はじゃなくて今日もでしょ」
時「キノコ図鑑っすか? なんで急にそんな本を?」
万「薬さんが読んでたから、気になって借りたんだよね」
ち「麻美先輩が読んでるのは様になりますけど、先輩が読んでると変ですね」
霊「いくら暇つぶしと言っても、読む本は考えたほうがいいと思いますよ?」
万「でもおかげで、毒キノコを判別する超能力が使えるようになったよ?」
時「また変な超能力を身に着けてる……」
霊「毒キノコを判別しないといけない状況にならない気がするんですけど」
ち「素朴な疑問なんですけど、毒キノコって、どういうものが毒キノコなんですか?」
時「食ったら死ぬやつじゃないっすか?」
万「種類にもよるけど、即死性の毒のある毒キノコって言うのは少ないよ」
万「この図鑑で言うと、ニセクロハツって言うキノコは、かなり高い確率で死ぬね」
霊「そんな話を淡々とできる理由が分からないです。先輩は幽見ですか」
時「アイツがサイコパスの象徴みたいに扱われてる……」
ち「毒キノコの紹介でよく聞くのは、舌が痺れるって話ですよね」
霊「ああ、毒キノコの初期症状で舌先の痺れ、あとは吐き気と頭痛?」
時「ニュースとかでも良く聞くよな」
ち「なんで、キノコって痺れがちなんですかね? 雷かクラゲなんですかね?」
時「キクラゲってそういうことっすかね!?」
霊「絶対違うと思うし、シンプル面白くないわ」
万「毒キノコというのは、自分が食べられないように、有害アピールをしてるわけだから、症状が似通ったものになるのは当然だね」
時「でも、虫とかは平気で食ってるっすよ?」
万「……フグの毒は、海藻などに付着したものを巻貝がたべて、その巻貝を主食とするフグに蓄積されて猛毒を持つというのが現在の説だね」
時「毒性の強い虫や動物の大元には毒キノコが居るってことっすか」
ち「ということは、毒性の弱いキノコを食べまくれば、毒の耐性が付くんですかね?」
霊「少年漫画の主人公みたいなことしてる……」
万「……致死量に達して死ぬか、頭痛と嘔吐に耐え切れなくて諦めるだけだと思う」
時「そんな都合よくはいかないってことっすね」
ち「……私に毒耐性はできなくても、子供には出来るかも!?」
万「そこまでして、毒キノコ食べたい!? 毒キノコを無害化する超能力使おうか?」
時「今までの話、全部ひっくり返すような超能力っすね」
霊「毒キノコ食べまくったら、普通に子供に悪影響なだけなんじゃ?」
万「友田さんじゃあるまいし、そこまで毒キノコを食べることに執着する理由が分からない……」
ち「万が一の時、先輩の超能力に頼らず、毒キノコ食べたいじゃないですか」
時「めちゃくちゃあり得ない想定っすね」
万「どんな万が一の時だったら、毒キノコ食べることになるのさ」
霊「そのぶっ飛んだ想像力はマジックマッシュルームでも食べてるんじゃないですか?」




