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【超能力先輩と歯医者】

万、椛、愛→3年生

ちよ→2年生

幽見→1年生


特に時期とかはありません。

あと、一応言うと金曜日の話です。

ち「歯医者に行きたくない」

愛「わかる!!」


椛「たしかにな……」

万「愛の返事、めちゃくちゃ早いね」

幽「そんなに歯医者苦手なんですか?」


ち「いや、たぶん鏡柳先輩に比べたら、苦手じゃない方かも……?」

万「愛は小さいころから歯医者苦手だったからね」

椛「分身使って逃げたこともあったな。速攻でバレたけど」


愛「まず、歯医者の匂いが苦手。だから、めっちゃ歯磨きしてる」

椛「ある意味斬新だな……」

万「でもすごく正しいよね」


万「ちよはいつ歯医者に行くの?」

ち「明日の午前中です。休みなので」

椛「削るのか? 埋めるのか? もう抜くのか?」


ち「まだ抜かないですよ!! たしか銀歯の型を取るって言われた気がします」

愛「あれ、美味しくないよね。オエッってなる」

幽「美味しかったらダメだと思いますよ。吐きそうになるのは同意です」


椛「……万って虫歯にならない超能力とか使えないのか?」

万「虫歯のメカニズムを考えてみろよ。そんな都合のいい超能力あるわけないだろ」


愛「ほら、ドクターフィッシュみたいに、口内洗浄する超能力とかないのか?」

万「……ホンソメワケベラのこと言ってる?」

幽「ドクターフィッシュは、皮膚の老廃物とかを食べてくれるやつです」


愛「そのホンナントカ? みたいなことできないの?」

万「あれは食べカスとか歯石を掃除してるだけで、虫歯までは無理だよ」


ち「でも、歯の隙間の食べカスとか、歯茎周りの歯石とってくれるだけもありがたくないですか?」

万「俺に食べろと!?」

椛「そうじゃないだろ。超能力で疑似的に出来ないかって話だ」


万「だから、無理だって言ってるじゃん」

幽「さすがの万能でも荷が重いと思いますよ。あと、出来たとしても他人にはやりたくないと思います」

ち「まぁ、自分で自分に使うなら、いいとは思うけど、他人の口はちょっとね……」


椛「歯医者ぐらい我慢して行けよ」

愛「なんで僕に言うのさ。明日行くのは小桜ちゃんだよ」

ち「あ、型取りだけなんで、本気で嫌なわけじゃないです」


万「まぁ、歯を削られるのが嫌なだけだしね」

愛「僕は型取りも嫌だし、なんなら、行くのも嫌だ」

椛「歯医者の空気感からして苦手って言ってるもんな……」


幽「でも、いくら歯磨きを頑張っても、ちょっとぐらい虫歯になりますよね?」

愛「いや、小学生になってから虫歯になったことない」

万「そういえば、学校の歯科検診で、お前だけ歯綺麗って言われてるよな」


椛「……小さいころを除いて、お前が虫歯で悩んでるの見たことないな」

ち「歯磨きを極限まで頑張れば、虫歯にならないんですか?」

幽「特別な歯間ブラシ使ってるとか?」


愛「いや、虫歯になりそうな歯をへし折って、新しく生やしてる」

愛「分身能力の応用だね」


万「……愛の方が虫歯にならない超能力使えるじゃん!!」

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