【サーモキネシス先輩と親友】&【サーモキネシス先輩とサイコメトリー先輩】
先「……と、いうわけで来週は調理実習になります」
先「エプロンとマスク、忘れないようにしてくださいね。材料はこちらで揃えますが、アレルギーのある生徒は早めに申し出てください」
キーンコーンカーンコーン
先「では、授業を終わります」
廊下にて
ち「カップケーキ作りかー」
ク1「ちよちゃんは家で料理とかする?」
ち「あんまりしないかな」
楓「あれぇ? おかしいな……」
ク1「楓ちゃん、また忘れ物?」
楓「うん。ペンケース忘れてきたみたい」
楓「ちょっと、先行ってて!!」
家庭科室にて
楓「うわ、次の時間三年生が授業なんだ」
楓「入りにくいなぁ」
椿「あら、あなたどうしたの?」
楓「あ、えっと、わ、忘れ物しちゃって……」
椿「そうなのね。何を忘れたのかしら?」
楓「ペンケースなんですけど、クマの絵が描いてあるやつ……」
椿「ちょっと待ってね」
椿「これ……かしら?」
楓「ああ、そうです。ありがとうございます!!」
一年生の教室にて
楓「ただいまー」
ち「おかえり楓。今回は早かったね」
楓「何が?」
ク1「今、失くしたペンケースをどのくらいで見つけられるか話してたの」
楓「あ、聞いてよ。さっきめっちゃ美人の先輩に拾ってもらったんだ!!」
ち「そのペンケース?」
楓「そう。三年生の先輩だったんだけど、黒髪ロングの清楚系の先輩!!」
ク1「えー。優しい先輩でよかったね」
ち(黒髪でロングの清楚系の先輩……?)
ち「ま、違うか」
楓「……?」
椿「ハクシュン!! 誰かが私の噂をしてるのかしら?」
【サーモキネシス先輩とサイコメトリー先輩】
椿「あら、椛じゃない。部活はどうしたの?」
椛「お疲れ様です。今日は愛とサボろうと思って」
椿「あはは。元部長を前に堂々と言うのね?」
椛「隠しても仕方ないんで。どうせ、奇妙な人脈でバレちゃうだろうし」
椿「あなたは私のことを何だと思っているのかしら」
椛「元部長で、謎の先輩」
椿「あまり否定できないのが、悔しいわ」
椿「そう言えばこの前、家庭科室に忘れ物をした娘がいたのよ」
椛「はぁ? それがどうかしたんですか?」
椿「いえ、随分と可愛らしい子だったんだけど、どこかで見た覚えがあるのよね」
椛「同じ学校の生徒なら、どこかですれ違うことだってあるでしょう?」
椿「そうなのかしらね。けれど、また何処かで会える気がしてるわ」
椛「恋する乙女って柄じゃないでしょう」
椿「あなたは相変わらず彼女以外には優しくないのね」
椛「あはは。面白いこと言いますね」
椛「俺が先輩に優しくする理由がありますか?」
椿「私、元部長なんだけど⁉︎」




