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【超能力先輩とSM】

ち「遅くなりましたー」

楓「遊びに来ましたー」

万「おー。ごめんね、クーラー付けたばかりで暑いかも」

楓「うわー。たしかにもわっとしますね」


楓「あ、そういえば」

ち「……?」


楓「二人とも、私の拳に手を乗せてみて」

ち「手? 何だか分かんないけどハイ」

万「なんか企んでるでしょ?」


楓「なるほどねぇ……」

楓「ちよはグーの上にグーで重ねて、小菊先輩はパーで重ねましたね」

ち「それがどうかしたの?」

万「なんか嫌な予感しかしないんだけど」


楓「じゃあ今度は、爪を見せてください」

万「あ、昨日切ろうと思って忘れてたんだ」


楓「今度は二人ともグーで見せてきましたね」


楓「うーん?」

ち「なになに。なんでそんな不思議そうな顔してるの?」


楓「今SM診断をやってみたんだけど……」

万「そんなことだろうと思ったよ……。で、結果はどうだったの?」

楓「ちよはSでした」

ち「うそ!? 特に意識したことはないんだけどなぁ」

万「俺は?」


楓「小菊先輩はよくわかんないです」

万「よくわかんないって何!? 診断してくれたんじゃないの?」


楓「最初のテストではMっぽいんですけど、次にやったやつはSっぽいので」

ち「どっちも持ってるってことでいいんじゃないですか?」

万「え、なんか得した気分!!」

ち「M属性持ってて得した気分とか言えるんですね」


万「二面性があっていいじゃん」

ち「めっちゃポジティブ!!」


楓「でもたしかに、先輩ってどっちのイメージもあるよね」

ち「あー分かる。見た目で言えばソフトSって感じだけどね」

万「前も言ってたけど、そんなに意地悪に見える?」

ち「Sって意地悪って意味じゃないですよ!? いまさら純粋ぶってます!?」

万「違うよ!! 普通によくわかってないだけ」


ち「なんか先輩は、言葉攻めとか得意そう」

楓「たしかに。恥ずかしくなるまで好きって言ってきそう」

万「それは、褒められてる?」


楓「後ろから囁くのが似合うよね」

ち「めっちゃわかる!!」


万「めっちゃわかるんだ。なんか、変な気分……」


楓「でもちよのSっていうのもわかる気がするな」

ち「そうかな?」

万「小桜さんはノーマルな感じあるけどね」

楓「でも、小菊先輩に変態って言うときのちよ、喜んでるよね。先輩もだけど」


万 ち「「喜んでない!!」」


ち「と、とにかく、私はSとかじゃないから。ノーマルだよ」

万「診断的にいえば、俺の方がノーマルに近いのでは?」

ち「二面性とか言って喜んでましたよね!?」

万「いや、それとこれとは別じゃん。ノーマルが許されるなら、そっちがいい」


ち「でも、Mっぽいときの先輩もかわいくて好きですよ」

万「かわいっ…!! へ!?」

ち「クスクス、動揺しすぎですよ」


楓「たぶん、そういうところじゃないかなぁ」

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