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【超能力先輩と誕生日】

ち「万先輩、誕生日おめでとうございまーす!!」


おめでとー!!


万「どうもありがとう!! 厳密には今日じゃないけどありがとう!!」

椛「5月5日とかいうGW真っ只中に生まれた自分を恨め」

愛「当日はちよちゃんとデート行くんでしょ?」


ち「先輩の誕生日なので、張り切ってプランニングしました。ほとんど手伝ってもらいましたけど」

楓「めちゃくちゃ甘やかされてる!?」


万「いや、ちよのことを甘やかすのは、俺の生きがいだから」

ち「でもプレゼントはちゃんと用意してありますからね!?」


幽「あ、僕たちも用意したんで受け取ってください」

霊「選んだのは私で、買ったのは幽見よ」

時「どうせなら、俺も混ぜてくれればよかったのに」


霊「なに、しぐれん嫉妬? そんなに私のことが好きなの~?」

幽「いや時雨は僕のことが好きなんだよね?」


時「そういう意味じゃねえよアホ共」


万「あの……プレゼント開けてもいい?」

時「あ、ついでに俺のも開けていいっすよ。大したもんじゃないですけど」


椛「ブックカバーとゲームか。しかも最新作じゃねぇかよ」

愛「あれ、もう一つあるよ? 猫のストラップ?」

時「それは姉さんからっす。スマホに着ける奴らしいですよ」


万「おお、可愛い!! 椿先輩にありがとうって伝えといて」

時「了解っす」


葵「しまった。ストラップは被ったか……」

ち「あ、ミッ〇ーの奴だ!! めっちゃ可愛いですね。いいなぁ」


万「気にしなくていいよ。こっちは財布にでもつけるから」


愛「僕からは、香水だよ~。万、こういう匂い好きでしょ?」

万「お、爽やかでいいね。ボトルもかっこいいし」

楓「それって、販売店にボトル持っていけば、再利用してもらえるやつですよね!!」


椛「そういうのって高くねぇのか?」

愛「今入ってるのはオリジナルブレンドだから、結構高いよ。他の香りなら3000~4000円ぐらいかな。3か月は使えるし、十分安いよ」


万「ちなみに、いくらでしょう……?」

愛「ん~内緒」


葵「金銭感覚がバグってるところも素敵だわ!!」

楓「本当に素敵なんですかね!?」

楓「あ、私からは映画のペアチケットをプレゼントしますね。明日、ちよと使ってください」


ち「ばっちりプランに組み込んであります!!」

万「えー、何の映画だろう……」

楓「それは当日のお楽しみってことで」


椛「ちなみに、サイコメーカーからも預かってるんだが、俺のとサイコメーカーの、どっちから見たい?」


万「……怖い物見たさでサイコメーカーから」

椛「じゃあ、こっちの箱だ。俺も中身は知らないから開けてからのお楽しみだ」

ち「すごーく嫌な予感がします」

葵「奇遇だな、私もだ。念のため、1年生組と2人は下がってたほうがいい」


万「開けるよ?」


ボガーン!!


芽『なんてな。驚いたか超能力者諸君!! 今日は()()()()()純粋に誕生日を祝ってやろう。無線(Bluetooth)接続のイヤホンだ。自作だから値段は気にするな』


ち「なにこれ、通話ですか?」

万「いや、一方的なメッセージみたい。あ、箱が2重になってて、底の方になんかある」


幽「相変わらず、ぶっ飛んでますね」

時「会ったことないっすけど、会いたくないっすね」


葵「まぁ、会わなくて済むなら、それに越したことはないぞ」


芽『それと、誕生日とは別件だが、電子書籍用のタブレットをバージョンアップさせておいたぞ』

霊「お節介で気前のいいお兄ちゃんみたいに見えてきた!?」


椛「実態は、とんでもねぇマッドサイエンティストだけどな」


楓「そういえば、椛先輩のプレゼントって何なんですか?」

万「見たいみたい!! どれ?」


椛「……いや、そんな期待されても困るんだが?」


万「開けていい? 気になるから開けるよ」

ち「これは……本?」

葵「いや、手帳のようだな」

幽「銀色のペンもついてますね」


楓「椛先輩、コレって……」

万「コレ、俺が気になってるって言ってたブランドのペンじゃん!! マジで買ってくれたの!?」

霊「普通のペンじゃないんですか?」


万「全然違うよ。滑らかに書けるし、持ちやすいし、軽いし!! うわ、すげぇ……」

時「めちゃくちゃ大人っぽくてかっこいいですね」

葵「本当だ。なんか彫刻が掘られてる。調べたら、海外の高級ブランドじゃないか!!」


ち「えぇ、ペンと手帳のセットが25万円!?」

椛「いやいや、さすがにそんな高いやつは買ってないぞ!?」


楓「いくらなんですか?」

椛「……5000円」

愛「5000円か~。高いけど、まぁギリギリ常識的な値段だね」


椛「ちげぇよ。2万5000円だって」


万「オーマイガー……」

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