【超能力先輩と男体】
ち「おはよーございます」
万「おはー」
ち(本に集中してるみたいだし、数学教えてもらうのは後でいいか。)
万「ねぇねぇ小桜さん、女体なんて読む?」
ち(文字が空中に浮かんでるのは超能力なんだろうな。)
ち「女体ですよね?」
万「じゃあ、男の方は?」
ち「……なんだろう」
ち「いやこの話、今することですか!?」
万「でも気にならない?」
ち「あんまり…」
ち「小説の中に出てきたんですか?」
万「いや、全然関係ないよ。ふと思っただけ」
ち「じゃあ、どうでもいいってことですよね。私の数学の宿題手伝ってくれませんか?」
万「うーん。今は数学じゃなくて国語の気分」
万「普通に考えたら男体なのかな」
ち「そうなんですか?」
万「ほら、老若男女って言うじゃん」
ち「ああたしかに。でも、めちゃくちゃ言いにくくないですか?」
万「じゃあ男体」
ち「男子とか言いますもんね」
ち「でもそれだと、女子っていいますから、女体じゃなくて女体って読むことになりません?」
万「いや、女体は女体のままでいいんじゃない?」
万「それに男体だと軟体と区別つかないじゃん」
ち「それいいだしたら、男体も団体と区別つかなくなりますよ」
万「ああ、たしかに。男女もそうだけど、今はどっちでもない人もいるしね」
ち「いや急にジェンダー問題に訴えてきた!?」
万「その場合は中体とかなのかな?」
ち「今度は中退みたいになっちゃったよ……」
ち「っていうか、どっちでもない人って、あくまでも心の問題であって、体はどっちかなんじゃないですか? それこそ、超能力者の鏡柳先輩以外は」
万「じゃあ、愛の体を表すときはなんていうの愛体?」
ち「なんという語呂の悪さ……」
万「あ、愛体とかいいんじゃない?」
ち「なぜ、愛と読んでしまったのか。そして、西野カナか!!」
万「小桜さん、突っ込みの方向性を見失って来てるね」
ち「先輩のせいですけどね」
ち「っていうか私、こんなどうでもいい話をいつまでも議論していたくないんですけど」
万「どうでもいいはひどくない?」
万「いや、どうでもいいか」
ち「あんまり、女体の話していると、先輩が女体化させられますよ?」
万「誰に!?なんで!?」
ち「超能力なら何でもありでしょうし。一回女の子になってみたらどうです?」
万「いやだよ!!俺はこの体で不便ないもん。幼女は好きだけど、幼女になりたいわけじゃないの!!」
ち「幼女にはならないと思いますけど……」
万「女装ならともかく、完全に女の子になるのは、いろいろキツイかな」
ち「女装は受け入れるんだ……」
万「それは文化祭とかでしたことあるから」
万「フリフリのスカート履いて、クラスの女子にお化粧手伝ってもらって、ちょっとステージで踊っただけだけど。あ、動画残ってるよ」
ち「見たいような、見たくないような……」
これは……女体化フラグ!?




