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【超能力先輩と癖】

万「うっす~」


ち「あ、先輩!! 先輩の口癖と言えば、『俺部長だよ!?』だよね」

楓「たしかに。よく言ってるよね」


万「来てすぐに馬鹿にされてるのはなぜ!?」


椛「バカにしてるわけじゃないらしいぞ」

ち「いろんな人の『癖』の話です」


万「癖……。たとえば?」

楓「ちよは頬を膨らませる癖があります」

椛「それ、お前もやってるのよく見るぞ……?」


愛「長いこと一緒に居るからうつったんだろうね~」

万「中学の時は愛にも変な癖があったよね」

椛「ああ、あれな!!」


愛「嘘!? 私、そんな変な癖あった?」

椛「癖って言うわけじゃないけど、指パッチンがおかしかった」


ち「指パッチン?」

楓「これですか?」パチン!!


万「そう、その指パッチン。なぜか2回音が鳴るんだよね」

椛「そうそう。タタンッ!! ってな」


楓「それ、どうやってるんですか?」

愛「あーあれね。自分でもなんでそうなるのかよくわかんないんだよね」

ち「超能力の一種とかじゃないんですか?」

椛「なんだ、その使いどころのない超能力は……」


万「そういえば、椛の癖ってどんなのだろう?」

椛「あー。そんな目立つ癖はないだろ」

楓「無くて七癖あって四十八癖ともいうじゃないですか」


ち「でも、48個も癖を見つけられますか?」

愛「それは、あくまで物の例えだから」


万「椛の癖は、メガネの耳に掛ける部分をなぞる癖じゃない?」

楓「あー!! よくやってますよね」

椛「え、そうなのか?」


愛「自分で気付いてないみたいだけど、結構な頻度でやってるよね」


ち「ゲームのコントローラーのボタンをなぞるのもよくやってます」

椛「ああ、それは自覚あるわ。その後に必ず指をこすり合わせる癖もついちまったんだよな」


楓「眼鏡を拭く時に目のマッサージを必ずしますよね」

愛「ハンカチの畳むときも親指を通すし」

万「ゲーム中は興奮して『えらしゃあ!!』っていう謎の叫び声をあげてる」


椛「お前ら、俺のことをよく見ているようで何よりだよ!!」


ち「今ので、6つですね。あと1つ何かないんですか?」

椛「わざわざ数えてたのか……」 


椛「あ、俺の癖じゃないが、友田の癖を見つけたぞ」

楓「私ですか!? 何かありましたっけ?」


椛「お前、くるぶしを触る癖があるだろ。特に靴を履き替えた時!!」


楓「え、そこまで見てたんですか……」

愛「女の子の足じろじろ見てるとか最低~!!」


ち「岸先輩の7つ目の癖はノンデリってことでいいですかね?」


万「異議なーし」

愛「いいと思う」


椛「えぇ……。頻繁にやってると記憶に残るだろ……」


万「そこは指摘しないのが男の務めでしょ。俺も小桜さんのちょっと恥ずかしい癖は心の中にとどめて指摘しないでいるんだから」

ち「私、そんな恥ずかしい癖ありますかね!?」


楓「ごめんちよ。私は、アレのことかなぁって、察しがついてる」


ち「え、何!? 気になるんだけど……!!」

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