滅びの鐘と少女の歌
・テスト投稿も含めて、創作サイトに載せてたものを。
・超ショート小説
・驚きの短さ
・それでもよければどうぞ。
リーンゴーン リーンゴーン リーンゴーン
時計塔の鐘が街に鳴り響く
時計塔の最上階
一人の少女が佇んでいた
綺麗な灯りが灯る賑やかな街
幸せな人々の頭上で、少女は歌う
“一つ 二つ 三つ 鐘が鳴れば みんな消えていく”
“四つ 五つ 六つ 彼女が歌えば 闇が消える”
“七つ 八つ 九つ 私が謳えば 光が消える”
“十 世界が眠りに付けば 全てが終わる”
少女は足場のない、暗闇へ踏み出す
そして少女は最期に、こう呟いた
“鐘が鳴り終えれば、夢も覚めるでしょう”
“私達が眠れば、全て終わるのです”
“この世界に永遠の安らぎを”
世界が眠りにつくまで、あと――――
はじめまして、有栖野という者です。
テスト投稿も兼ねて、創作サイトに載せてたものを若干改編しました。
ボカロの『七つの鐘』を聴いてたらピコーンときましたw
歌を歌い、飛び降りた少女自体が“世界”なのかもしれません。
人間の愚かな行いに疲れた少女...みたいな。
まだまだ拙い文で申し訳ないのですが、これから
ボチボチ載せていけたらと思っています。
よろしくお願いします。