プロローグ
初めて書いたので拙い文章ではありますが楽しんでいただけると幸いです。
一学期の終業式が終わり、クラスの奴等はほとんどが下校している。今、クラスに残っているのは6人。クラス委員長の 関沢 輝、副委員長で俺の幼なじみである朝比奈 朱音、輝の親友の諸星 壮流、書記の西坂 綾乃、新米教師の小田島 紗奈先生、そして俺 黒須 龍輝。
俺と先生を除いた4人はいつも固まって行動しているグループで、全員かなりの美形なので学校内でもかなり有名である。 先生は今年大学を出たばかりの新人で、クラスの副担任をしている。今は6人で終業式が終わった後に行われたアンケートの集計をしているとことだ。本来、クラス委員ではないし、あのグループと仲が良いわけではない俺は帰っても良かったはずなんだが紗奈先生が手伝いを頼んできたのだ。家に帰っても特にやることがなかったから引き受けたのだが、この先生はたびたび俺に頼み事をしてくる。しかも俺が断ろうとすると悲しそうにするので断りにくいったらありゃしない。最近担任も紗奈先生に頼めばおまけで俺が付いてくるからこういう雑用は結構任せている節がある。しかし、今回のアンケートは数がかなり多いので担任が3分の1俺たちが3分の2やらされている。それでもまあまあな数があるので結構時間がかかりそうだな。
人数も多かったから一時間程度で終わらせることができた。この後は特にやることもないので久々に部活に顔を出しに行こうかと思い、荷物を片付けていると、紗奈先生が
「いつも手伝わせちゃってごめんね、今回もありがと」言ってきたので
「いえ、特にやることもなかったので大丈夫ですよ。いつでも言ってください」と返すと
「そっか本当にありがとう。じゃあまた二学期ね」と微笑みながら再度お礼を言って、荷物を纏めにかかった。朱音がこっちをチラチラ見ていたので何かと思い、そっちを向いたらなにやらあわててそっぽを向かれたので何なんだと思いつつ、荷物を持って教室を出たら教室からまばゆい光が漏れ出てきた。
何事かと思い教室に戻ったら、さっきまで居た筈の5人が忽然と居なくなっていた。
周りを警戒しつつ教室に入った俺の足に黒い触手のようなものがいきなり絡み付き、俺の足元で魔方陣の様なものになったかと思った所で意識が遠のいていった。
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