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受付嬢、勇者を振るってよ  作者: 湯倉うなじ
勇者?だからなに
8/11

1-6

新キャラ出るぞぉ。(本編にとは言っていない。)


ユランを連れて公園に訪れた。そこにはシートを広げて弁当を囲む家族や、近くの屋台で食べ物を買って食べている冒険者などの姿があり、そこを私達は手を繋ぎながら歩く。


「どこで食べる?」

「あそこの木陰とかいいんじゃないかな?」


ユランが近くの木陰を指差す。特に異論はなかったのでそこにシートを広げてそこに座る。そこからちょうど子供の口を拭いていた母親の姿が見えた。


「子供っていいわよね?」

「確かに、そうだね」


私とユランは2つ決め事をしている。1つは子供を産むのは私達が結婚式を挙げて以降にする。これは私が個人的にそうしたいと思っているからだ。で、もう1つは結婚式はユランが私に勝負で勝ったときにするということ。これはユランが決めたことだ。なんでも私を護れる男になりたいのだからその私より強くないといけないという理由らしい。


さて、時間は限られているわけだし、早く食べるとしますか。

そう思いながら私はホットサンドをユランに渡した。


ユランの「美味しい!!」というその一言を嬉しく思いながら私もホットサンドを口にする。


うん。我ながらなかなか美味しくできたと思う。

_________________________________________________


昼食を終えると、まだ時間があったので私達はおしゃべりをして時間を潰すことにした。


「でね、そのワイバーンのお肉が意外と美味しくてね」

「そういえば、さ」

「うん?なに?」


ユランが私の話を遮る。大抵の場合、こういうことをするユランはアレな状態だ。


「勇者様に告白されたんだって?」

「うん、断ったよ。それでね」

「よかったの?」

「・・・・・・」


やっぱりか。まあ、こういうこともあってこそのユランだと思うんだけどね。


「勇者様と一緒になった方がいろいろといいことがあると思うよ?お金には困らないだろうし、どんな奴からも守ってくださるだろうし、なにより僕なんかよりお似合いだろうし」

「なんども言わせないで」


まったく、変なことばかり心配して。


「私が好きなのはユランだけ。ユラン以外に私の隣の席はあげるつもりはない。お金には困らない?今の生活の中になにか不都合でもあるの?どんな奴からも守ってくれる?ユランだったそうでしょうが。なによりお似合い?それを決めるのは私自身よ」


そこまで言ってユランにキスをする。まったく、どれだけ言っても自己評価が低いんだから。


「まったく、せっかく良かった気分が悪くなったわ」

「ご、ごめ」

「罰として、今日も私を可愛がりなさい?私が満足するまで」

「あ、う、うん!!」

「よろしい。・・・・っと、そろそろお昼休憩が終わっちゃうから私は行くわね。ユランはどうする?」

「依頼でも取ることにするよ。いまのままだとミリアナに養われているだけの男だって思われるかもしれないから」

「そんなこと誰も思わないわよ。でも、気をつけてね」

「うん」


そう言って目的地が一緒の私達はまた手を繋いで冒険者ギルドに戻る。


「そう言えばさ、なんか勇者様が『ドラゴン討伐』ばかり受けてるって聞いたんだけど、そんなにドラゴンって頻繁に人里に現れるっけ?」

「そんなはずないんだけどねぇ。まあ、勇者様の恋人達の中に『ドラゴンスレイヤー』の異名を持つお姫様がいるし、依頼主はほとんど陛下だから疑う人はいないのよ」

「ミリアナが見た感じ、あの勇者様ってどれだけ強いの?」

「そうね・・・本人も神様からの祝福でそこそこ強いんだけど、まともに鍛えたことがないんでしょうね。まともに筋肉なんて付いていなかったわ。だから聖剣込みでB、いやCランクってところかしらね。まあ、『ご都合主義』とかいうわけのわからないスキルを持っていること以外は普通ね」

「・・・・それってどうやってSランクになったの?」

「Sランクに上がる条件は3名以上の貴族による推薦、もしくは陛下から推薦されたることだけ。条件が整ったAランク冒険者はSランクに無条件で上がることができるの。Aランクまでの試験はパーティーで決められた依頼を達成すればいいだけだから」


どちらかというと、勇者様本人よりもその恋人達の方が厄介なのよねぇ。1人も勇者様のスキルの影響下になっていないわけだし。


「そういえばそうだったね。Cランクに上がってから受けてなかったから忘れてたよ」

「ふふ、そうね」


その調子で歩いていると、いつのまにか冒険者ギルドに辿り着いていた。そこで私は受付に、ユランは掲示板に向かって行く。


さて、残り時間も頑張るとしますか。

























とある山の中


「アバター固有名『モラン』より定時報告。対象の2名の接触を確認。総合戦闘能力から試練を受ける資格アリと判断します。以上を定時報告といたします」


そう言うと、モランは虚ろだった目が元に戻る。


「うん?おじさんはなにを?・・・・いけないねぇ。最近記憶が飛んでるよ」

「おいモラン!!早く来ねぇと置いてくぞ!!」

「おや?ノリスくん達。いつの間にそんなところに?」

「歩き始めと同じペースで歩いてんだよ!!急に止まんなよ。遭難したかと心配したじゃねぇか」

「おや、それはゴメンね」

「ったく、もういい。悪いと思ってんなら仕事で示せよ」

「わかってるって・・・・・なんか最近こんなことが多いなぁ。なんでだろう?」


そして再び歩き出す。

前回の後書き

遂に神としてのチカラを使った???。(←だから???と言うな!!)

そのチカラを前にしても微動だにしない我等が希望、うなじ!!(←危機感ないだけだろ!!)

まあ、どうせなんだかんだで弄り倒すんだろうけどね。(←最悪だ!!)

いったいどうなる第6週目!!


???「って、思わず突っ込んでしまったが早速パクリか!!」


いいから早く来てくださいよぉ〜文字数に制限あるんですから。


???「文字数言うな!!タブーに触れる天才か!!」


そ、そんな・・・・・やはり、天才だったのか。


???「あぁもう!!いちいちイラつく奴め!!やる気も失せたわ」


あ、神剣(笑)仕舞うんですね。発揮しないんですか?真のチカラを。プギャァァ!!


???「使ってやろうか今すぐに!!」

???2「こんにちは」

???1「ぬ????2ではないか。久しぶりだ・・・・ん?なんか増えた?」


ええ、数字が増えましたね。


???1「なんで!?」


そりゃあ???が何人もいたら誰が話してるかわからないからでしょうが。


???2「まあ、今回はもう尺が無いようですので終わらせましょう。うなじさん。そこに立っていてください」


はい?


ヒュン、ドスッ!!(←殴る音)

ゴハッ!!(←血を吐いた)


い、いきなりなにを・・・・。


???2「いえ、今回「うなじを殴る」という題名らしいので殴って起きませんと嘘をついたことになります」


な、なるほど、貴様も敵か、ブルータス

ガクッ(←崩れ去る音)


〜次回予告お願いします〜


???2「皆さま。ご期待に添えないようで申し上げませんが、神は神具の本来のチカラは使用回数が決まっておりますのでそちらはご容赦下さい」

???1「それで、次回はどうするんだ?」

???2「次回は本編では遂に勇者とユランが顔を合わせます。後書きの方では私ともう3人の新キャラを加えておしゃべりをするだけになっております」

???1「・・・え?ボケは?」

???2「それでは皆さま。来週の『受付嬢、勇者を振るってよ』をお楽しみにしてください」

???1「ま、まともだと?」

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