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受付嬢、勇者を振るってよ  作者: 湯倉うなじ
勇者?だからなに
6/11

1-4

後書きの???、名前どうしよう。


やっと昼休憩になる。そう思いながらも笑顔を崩さずに仕事を続ける。すると、入口の方からまた1つ気配がした。


「あ、ミ・・・じゃなくてミアナ」


!?こ、この声は。


「ユラン!!」


私は、後輩の1人に交代してもらうと鞄を持ってユランの下に向かう。


「ユラン!!やっと来たの?」

「うん。ついさっき武器の修理が終わったんだ。武器屋に行かないと直せない傷があったからね」

「私、これから昼休憩なんだけど、お昼一緒にどう?」

「うんわかった。なら僕は適当になにか買ってきて」

「お弁当作ってたから買わなくていいわよ。まあ、どうしても食べたいものがあるんなら1つか2つくらいは許すけど」

「アハハ。お弁当があるならいいです」

「それじゃ、まだ時間じゃないからこれ持って待ってて」


そう言うと、私は受付に戻った。案の定、後輩の子がなにかトラブルが起こっているところだった、


「どうしたの?」

「あ、先輩。助けて下さい!!この冒険者さんが自分のランクより上の依頼を受けようとしてるんです。それを止めようとしたらこの人が」

「うるさい!!俺はSランクになる男だ!!だからこんなBランクの依頼もこなせるんだ。黙って受注すればいいんだよ!!」


はぁ、こういう人たまにいるから困る。


「それで、現在のランクはなんですか?」

「あん?将来Sランク。間違いないだろ?」

「現在のランクはなんですか?」

「だから、将来Sランクだったってんだろ」

「最後のチャンスです。現在のランクはなんですか?」

「・・・・・・チッ、Dランクだよ」


あら、思っていたより上の方。こっそりと『解析』したら本当のことだった。


「たしかに同じDランクの依頼だと手応えがないかもしれません。ですが、規則は規則ですので、1つ上のCランクまでしか依頼は受けることができません」

「あ?何言ってんだ。この依頼は『メガロサーペントの討伐』だろうが。だったら1度討伐したことのある俺なら余裕だろ。なんなら過去に受けた依頼を確認しろよ」


ああ、よくある勘違いですか。


「この依頼がBランクなのは討伐対象の危険性からではありません。討伐対象の危険性だけでいうなら、これはたしかにDランクのクエストです」

「そうだろうが」

「ですが、この目撃された場所なのですが、実はこの近くにオークの巣があるらしいんです」

「・・・・なに?」


これは本当のことだ。なにせ初めはDランクのクエストだったこのクエストを受けたDランクの冒険者一行がボロボロになって帰ってきたのだ。

幸い、女の冒険者たちは犯されなかったけど犯されかけたらしく、捕まえていた1匹を倒したら今度は大群で来たらしいのだ。その中に『オークジェネラル』が発見されたので急遽Bランクにしたのだ。


「だったらそのオークの巣を壊滅させればいいだろうが」

「いえ、このオークの巣なのですが、おそらくオークキングが存在すると思われるため、乱入してくるオーク達とは危険性が違うんです。そのためAランク以上の冒険者が大量に必要になるんです。そのためこちらからは迂闊に手が出せないんです」


まあ、ユランが戻ってきたからそろそろ壊滅させる予定ですが。なぜか冒険者の募集を禁じられているので。


「ですが、冒険者様の過去の討伐記録を見る限り、確かにお強いみたいですね」

「あ、あぁ、そうだろそうだろ」

「ですので、代わりにこちらの『シルバーウルフの討伐』などどうでしょうか?」

「あん?シルバーウルフだぁ?そんなのDランクのクエストだろうが」

「いえ、このシルバーウルフなのですが、群れの中に希少種があるらしいんです。ですので同じDランクの中ですと、冒険者様にしかお任せできないんです」

「へ、へぇ。そうなのか。だったら受けてみても、いいか、なぁ」

「ありがとうございます。後はこちらで受注しておきますので討伐に向かわれて下さい。場所は『サーヴァン平地』です」

「おう。わかった」


そう言って冒険者の男は満足げな顔で去って行った。


「せ、先輩。希少種がいるなんて情報知りませんよ!?」

「ええ、だってそれは嘘だもの」

「う、嘘!?」


報告書自体には書いてあるけど、私の見解だと、ツノを生やした狼だなんてCランクの討伐対象の『スティンガーウルフ』だもの。


「でも、実力的にはあったものだと思うわよ?過去の討伐記録を見る限り、あの冒険者は群れでの戦いがあまり得意ではないの。だから育てる意味でこの依頼は最適なの。それに、スティンガーウルフが従えているシルバーウルフの群れなら万が一負けたとしてもあの冒険者の筋肉のつき方なら撤退はできるはずだから」

「へ、へー。先輩、凄いですね」


まあ、あと1年もすればこの子もこれくらいには成長するわよ。


「それじゃ、私お昼休憩だから行くわね」

「わかりました。どうぞごゆっくり」


そう言ってユランの下に向かう。ちょうどユランに話しかけていた冒険者達が移動を開始しているところだった。


「ユラン!!お昼休憩になったから一緒に食べましょう?」

「う、うん。わかった」


強くなってはいるけど根本的なところがそのままなユランの手を握って外に出る。その間、周りからなにやら失意のような声が聞こえてきた。まあ、私は気にしないんだけどね。

???「おい!!前書きのアレはなんだ!!」


こらこら、メタな発言はやめて下さい。


???「私の名前はいったいいつになったら出るんだ!!」


・・・・・2章までには?


???「それって本編でだよな?」


いいえ、後書きで。


???「それだけ待ってまだ出られないのかよぉぉぉぉぉ!!!期待させるだけさせといて落胆させられるときほど嫌な事はないんだぞぉぉぉぉぉ!!!」


だって、アナタ○○じゃん。


???「だからさぁぁぁ!!そういうのやめろってマジでぇぇぇ!!」


将棋、指します?


???「・・・・私が「王」な」


はいはい。

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