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恋愛実践録86

ホスト亭主は涙ぐんで頷き「すいません。歩けないので、担架に載せて下さい」と救急隊員に告げた。

救急車のサイレンが聞こえ、ホスト亭主は眼を見開いた。





震える腕に力を込めてホスト亭主は上体を起こして聞き耳を立てる。





声を掛け合いながら二人の救急隊員が玄関ドアを開きホスト亭主に近寄り「大丈夫ですか?」や「歩けないならば、担架に載りますか?」と口々に尋ねて来る。




ホスト亭主は涙ぐんで頷き「すいません。歩けないので、担架に載せて下さい」と答え、二人の救急隊員が迅速に担架を準備し、ホスト亭主は担架に載り、病院に搬送される運びとなった。





担架に載り、ホスト亭主は担架搬送している救急隊員に尋ねた。





「誰が救急要請してくれたのですか?」





後ろを分担搬送している隊員が答える。





「男性の方です」





ホスト亭主が感謝の念を込め、涙ながらに尋ねる。





「名前は?」





隊員が首を振り答える。





「すいません、そこまでは分かりません」

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