表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
80/163

恋愛実践録80

「影に成り切り、純愛を押し通したんじゃないの。影に純愛なんか有り得ないのに、本当に愚かしい影さんよね。馬鹿な男」と愛人がせせら笑った。

再度愛人が旦那からの合図を聞き付け、ボディーガード達に指示を出した。





「電話をすり替えて、悶絶させなさい」





その指示に従い、スキンヘッドのボディーガードがホスト亭主の電話をすり替えたのと同時に、長身のボディーガードがホスト亭主の急所に前蹴りを入れて、ホスト亭主は身体を小刻みに痙攣させ、呻き声を出しながら悶絶した。




長身のボディーガードが伺いを立てるように愛人に尋ねる。





「これでいいですか?」




愛人が頷き答える。





「あの馬鹿女にはそれで見分けが付かないだろうし、それでいいわ。この影さんが生還出来るかどうか見物ね」




スキンヘッドのボディーガードが悶絶しているホスト亭主を見下ろし、鼻を鳴らしてから言った。





「しかし、こいつ、結局一度も叫び声を上げませんでしたね?」





愛人がせせら笑い答える。





「影に成り切り、純愛を押し通したんじゃないの。影に純愛なんか有り得ないのに、本当に愚かしい影さんよね。馬鹿な男」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ