表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/163

恋愛実践録54

だから愛人側の嫌がらせや攻勢が強まれば強まる程に、それ則ち客に自分が近寄っている証となり、逆も又真なりだと、ホスト亭主は類推判断した。

客対愛人の復讐劇は、したたかに継続的に行われており、その継続性としたたかさ故に客は愛人には負けてはいない筈だと、ホスト亭主は判断した。




水面下では、それぞれの取り巻きを巻き込んだ熾烈なる応酬戦が今も継続同時進行で展開しており、その観点から類推すると、愛人にとってのターゲットはあくまでも客であり、その客から遠くはぐれてしまっている自分には、愛人は眼は向けないだろうと、ホスト亭主は考えた。





逆に言えば、客も自分の配下に銘々指示を出し、ひたすら愛人をマークして狙いを付けている道理ならば、客は自分になど構っている暇はなく、それが客から連絡が来ない理由だと、ホスト亭主は判断した。





つまり成り済ましメールなどの嫌がらせは、客から自分を遠ざける為の、愛人側からのジャブ的な警告だろうとホスト亭主は考えた。




それは取りも直さず、客に自分が近寄れば近寄る程に、その距離に比例して、それを邪魔立てする愛人側の攻勢は強まるだろうとホスト亭主は考えた。




だから愛人側の嫌がらせや攻勢が強まれば強まる程に、それ則ち客に自分が近寄っている証となり、逆も又真なりだと、ホスト亭主は類推判断した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ