表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
144/163

恋愛実践録144

相手の寝首をかく事に全神経を払う局面ならば、相手を殺すまでは不眠不休も覚悟で事に臨むしかあるまい」と旦那は自分を奮い立たせた。

旦那が戦略を練る為に寝転がったまま自問自答を繰り返す。




「愛人を殺すには、あいつが寝ている時が一番だろう?」





「それは相手もその戦略で来るのは間違いないと思うから、つまり先に寝た方が負けという事だろう。だが所詮人は不眠不休で動き回る事は出来ない不可能だから、夜は二人とも眠ってしまい、殺し合いにはならないという珍現象も当然起こり得るので、先に寝てしまえば終わりではなく、朝方、寝過ごした者が命が無いと言った方がここでは適切だろうな」




「つまり夜に殺し合いはなされないという可能性が高いという構図か?」





「その可能性は確実に高いと思う。と言うか眠る時は二階の鍵の掛かる部屋を選び、外部からの侵入を防ぐしかあるまいな」





「それはそうだが、屋根裏から襲って来る可能性があるだろう。それはどうやって防ぐ?のだ」





「ドアから入って来るよりは遥かにビハインドがあるから、それは物音が立ち気付く可能性も高いからそれ程心配するに及ぶまい。とにかく先手必勝、相手の寝首をかく事に全神経を払う局面ならば、相手を殺すまでは不眠不休も覚悟で事に臨むしかあるまい」





「分かった」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ