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恋愛実践録125

「いや、じわじわと苦しめてあのホストを自殺に追い込む事に意味があるのよ。じわじわといたぶれば、あの本妻の心もボディーブローされるように苛立ち、なし崩しになって行くのよ。私はそう思うわ」と愛人は旦那に向かって言った。

愛人が旦那に向かっていみじくも言う。





「とにかくあのホストを自殺に追い込めば、本妻は精神的支柱を失い、計り知れない程のダメージを受けると私は思うのよ。もしかするとそのまま後追い自殺する可能性も高いと私は感じているのよ」




旦那が眼を剥き腕を組んで答える。





「あいつがそこまであのホストに入れ込んでいるとは俺には思えないがな」





愛人が首を振り否定する。





「女の勘は当たるものなのよ。あの本妻の心の支えはあのホストに間違いないわ。だからあのホストが苦しんで自殺すれば、本妻の心も絶対に総崩れになるわ。崩れてしまえばこっちのものだしね」





旦那がつまらなそうに口を尖らかせてから自分の存念を口に出した。





「ならば自殺に追い込むなんて、そんなまどろっこしい事していないで、殺し屋にでも依頼して闇から闇に葬れば話しは早いじゃないか、姫?」





愛人が再度首を振り否定した。





「いや、じわじわと苦しめて自殺に追い込む事に意味があるのよ。じわじわといたぶれば、あの本妻の心もボディーブローされるように苛立ち、なし崩しになって行くのよ。私はそう思うわ」

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