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恋愛実践録109

ここまで来たら身内しか信用出来ないと、愛人は言った。

旦那が念を押す。





「しかし姫、掛かり付けの興信所が敵の回し者という可能性もあるのではないかな。その辺りはどうなの、姫?」




愛人が冷静そのものの口調で答える。




「今私が掛かり付けにしている興信所は、お父様の弟に当たるおじ様が運営する興信所だから、信頼出来るわ。と言うよりはここまで来たら、信用出来るのは本当に身内だけだという有様だと思うのよ。だから私は興信所もおじ様筋だけ残して、後は皆整理したのよ」




納得しつつ旦那が頷き答える。





「成る程。昔は人質を取った上に、完全な味方に付ける為に政略結婚も流行ったからな。その流儀と同じ理屈か。正に温故知新じゃないか。万全には万全を期したわけだ?」




愛人が頷き言った。





「そうね。それもこれも全部本妻が教えてくれた教訓に則り、私は万全を期したのよ。本妻は武田と上杉の合戦じゃないけれども、敵に塩を与えていい気になっているのかしら。だとしたら本当に愚かな女よね。そう思わない?」





旦那が言下に言って退ける。





「あいつは昔から何処か一本ネジが抜けているのさ。その自覚が無い、馬鹿女なのさ」

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