表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

悪魔の見習い修道士

作者: 竹実

1983年エリス・ピーターズ著


修道士カドフェルシリーズの第8作目です。

イギリスではドラマまで作られて愛されている名作です。

私もDVD持ってます。

はじめの出会いは海外ドラマでしたが、いまでは原作も大好きです。


この話は夏の終わりの9月から始まります。

舞台は1140年のイギリス、シュルーズベリです。

貴族の息子を修道士にしようと、若いうちに修道院に預ける親が多い中、19才の少年、メリエットが修道院にやってきます。

カドフェルはお馴染みの観察眼で、この少年に疑問を持ちます。

表向き熱心に修道士になりたがっていますが、修道士に向かないのではないか?と思ったのです。


その後、修道院で見習いとして働き始めたメリエットでしたが、次々と問題を起こし始めます。

夜中に突然大声を上げて皆を起こしたり、暴力事件まで起こしてしまいます。

なんとか彼を救いたいカドフェルは、彼の元の家族や、次々起きる事件の原因を突き止めようとします。


一方、カドフェルと執行官のベリンガーはシュルーズベリで起きたある殺人事件の犯人を捜しているうち、メリエットは自分が殺害したと告白します。

二人はとても驚きますが、真犯人が別にいることを確信します。

これから、二人の真犯人探しが始まります。


ストーリーはこういった感じです。

犯人はしぼられてきて、だいたい解ってきました。

カドフェルの観察眼や推理力は今回も冴えていて、犯人にせまります。

さすがカドフェルだ~!


お馴染みのヒュー・ベリンガーもかっこいい。

カドフェルとは長い付き合いの友人で、今作ではベリンガーの子どもの名付け親になりました!

カドフェルにも息子はいるけど、ますます家族が増えていく感じがします。

ベリンガーとカドフェルのコンビは素晴らしい。

お互いのことがわかってるだけに、犯人との駆け引きもあります。


犯人は思いも寄らぬ人?!でした。

半分当たって半分は負けたって感じかな~。

でも動機は全然わからなかったです。

最後まで読まないとわからないようになってます。

ずるいね(苦笑)。

メリエットは良い人で良かった!

不幸な少年ですからね。

最後はいつも通りハッピーエンド。

それが好きなところ。

メリエットは誰とくっつくか、想像しながら読むとおもしろいですね。

それにしてもロズウィザの性格は…ひどいな。

純粋なだけにどうしようもないところが…ますますひどい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ