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5. メジャーでの日本人選手たち

 今シーズン、メジャーに在籍する主な日本人選手のシーズン成績は


 竹田 デトロイト・ペガサス

 3勝7敗 6.09


 梅原 トロント・ウイスキージャックス →

 ヒューストン・アストロノーツ

 9勝10敗 4.05


 雑賀 ニューヨーク・メトロポリタンズ

 1勝0敗 3.38


 岩永 シカゴ・ウインディ

 15勝3敗 2.91


 浜本 ロサンゼルス・ロビンズ

 7勝2敗 3.00


 玉井 サンディエゴ・フリーツ

 4勝2敗9ホールド 3.73


 ターヒル・秀 サンディエゴ・フリーツ

 7勝3敗 3.31


 香坂 ボストン・ピルグリムス

 3勝3敗


 石田 ボストン・ピルグリムス

 .280 10本


 荒木 シカゴ・ウインディ

 .283 21本


 滝 シアトル・パイロッツ

 .255 3本


 であった。


 これまでメジャーに在籍した選手で、メジャーでも真に一流と言えるだけの実績を残したのは


 丸茂と、現役の滝、ターヒルであろう。


 丸茂は、タイトルとして最多奪三振を2回獲得し、新人王にもなった。

 渡米した年のオールスターで先発投手を務め、ノーヒットノーランを2回達成した。


 ターヒルは、最多奪三振1回、最多勝1回。


 滝は首位打者2回、盗塁王1回。新人王。

 歴代シーズン最多安打、10シーズン連続200安打などを記録した。

 また日本人として唯一のシーズンMVP獲得者でもあった。

将来の殿堂入りは確実と言われている。


 香坂も渡米した年に15勝12敗、所属したボストン・ピルグリムスのその年のワールドシリーズ制覇に貢献し、翌年も18勝3敗という図抜けた記録を残したが、以降は2桁勝利は記録していない。



 今シーズンがメジャーデビューだった選手の中で、浜本、岩永への注目は大きかった。


 岩永は、横浜クルーザーズのエースだったサウスポー。


 そして何といっても浜本である。

 関西ナイツの昨シーズンまでの3年連続リーグ優勝の最大の立役者。

 その3季は18勝5敗、15勝5敗、16勝6敗。

 いずれも防御率は1点台。

 3季ともMVPになった。


 日本での獲得タイトルは、

 最多勝3回、最優秀防御率4回、最優秀勝率4回、最多奪三振3回。


 日本プロ野球史全体での中でも特筆すべきスーパーエースと言えよう。



 ただメジャーデビューとなったこの年、前記したように15勝3敗と際立った成績を残したのは岩永だった。


 浜本はシーズン途中で故障者リストに入った時期が長く、7勝2敗に終わった。


 だが、浜本が所属するロサンゼルス・ロビンズは、その属するナショナルリーグ西地区で優勝し、ポストシーズンでも、

 ターヒル、玉井が所属するフリーツ戦

 雑賀が属するメトロポリタンズ戦を勝ち抜き、

 ナショナルリーグ優勝を果たした。


 アメリカンリーグを制覇したのは、

 ニューヨーク・ハイランダース。


 ロサンゼルス・ロビンズはナショナルリーグで、

 ニューヨーク・ハイランダースはアメリカンリーグで、

 最も優勝回数の多い名門チーム同士である。


 過去ワールドシリーズで、10度にわたり相見えている。


 が、この名門同士がワールドシリーズで対戦するのは43年ぶりなのであった。



 ロサンゼルス・ロビンズには、

 バーグマン、ルッツという他球団でのMVP授賞経験ペアがいた。


 ニューヨーク・ハイランダースには、

 ジャクソン、マント、ヘルトンという、リーグを代表するホームランバッターが並んでいた。


 中でもジャクソンは、本塁打王3回、打点王2回。一昨年はシーズン62本。

 今シーズンも58本のホームランを打った、

 現在のメジャーで最高のホームランバッターである。


 名門同士、スター軍団同士のこのワールドシリーズは、4勝1敗でロサンゼルス・ロビンズが勝利した。

 そのシリーズの中で浜本は、第2戦に先発し、

 マントのソロホームランのみの1失点で好投し、勝利投手となった。


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