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くらいへやで3 (Sノオモイ)

次話タイトルは『触れられたくないもの』

 静かな暗い部屋。

 沙十美は一つの結論にたどり着く。

 考えた、考えた、たくさん、たくさん、考えた。

 だけど、どうしても自身が助かる術は思いつかない。

 自分に出来る事は、もう一つしか浮かばない。

 そしてそれが叶う可能性はとても低いのを、沙十美は十分に理解していた。


 だが奥戸は言っていた。

 沙十美の渇望の力はとても強い。

 いずれ奥戸達の糧になり一部になると。


 この言葉に沙十美は賭けることにした。

 彼女は今からそれを試してみることにする。

 沙十美は小さくある言葉を呟き始める。

 その呟き、その念いはいつまでも、いつまでも続いていく。


 ――彼女が消えて、この黒い水になってしまうまで。





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