白里の夕食
龍との電話をした翌日の朝だった
いつものように朝食を食べている霞がものすごく上機嫌だったのだ
「かすみー、なんでそんな機嫌いいんだ?」
蓮が霞に機嫌がいい理由を尋ねる
「ムフフー実はね、定期的に勉強を白里さんに教えてもらうことになったんだー」
「そうか、それはよかっ…え?どういうことだ?」
「そのまんまの意味だよ兄さん」
「おーけー。なんとなく理解はできた。けど白里さんに迷惑なんじゃないのか?というかいつそんな約束したんだよ…」
「昨日、ご飯食べた後私の部屋に白里さん来たじゃん?その時だよ」
昨日白里がご飯を食べたあと霞の部屋へ行き、しばらくしてから出てきたことを蓮は思い出した
「それに、白里さんからの許可もバッチリ貰ってます」
「まぁ、白里さんが大丈夫ならいいんだが…それでいつくるんだ?」
「それは今日来てから決めようかなと」
「じゃあ今日帰りにスーパー寄るからちょっと遅くなるな」
「ふふ、ありがと兄さん。あ!私今日日直だからもう行くね!いってきまーす」
「いってらっしゃい」
思い出したように言うと、霞はそのまま学校に向かって行った
蓮も学校へ着き席に座ると、なぜか隣の白里がもじもじしていた
「白里さんどうかしたの?」
気になって聞くと白里が緊張した様子で話した
「あ、あの今日家にお、お邪魔してもいいですか?」
「あぁもちろんいいけど…もしかして霞が言ってたやつ?」
「は、はい。勉強を教えることになってまして…」
なぜか白里は申し訳なさそうにしている
「め、迷惑でないでしょうか?」
「こっちこそなんかごめんね…」
「い、いえ…私も霞さんとはもっと仲良くなりたいですし…こちらとしてはとても嬉しいです」
そんな微笑ましいやりとりをしていたら授業が始まった
学校帰りにスーパーに寄った蓮は少し遅くなり帰宅した
家に着くと白里の姿が見え、霞と楽しそうに話していた
「おかえり、兄さん」
「明坂さん、お邪魔しています」
「今からご飯作るからふたりとも待っててね」
そう言うとふたりはまた楽しそうに会話を始めた
「わー!今日は肉じゃがだー!」
「今日のはいつもより上手くできたからたくさん食べてね」
「は、はい。いただきます」
「やっぱり明坂さんの料理とても美味しいです」
「そう言ってもらえると嬉しいよ。白里さんは家では何を食べるの?好みとかあれば作れるし」
「あ、あのぉ…わ、私実は料理全く出来なくて…普段カップ麺とかしか食べてないです……」
白里の発言に蓮はか少し固まった
「マジ…?」
「えっと、その、大マジです…」
「白里さんよかったらうちで毎日夕飯食べていきな」
「え…」
白里の頬が紅潮していく
「わー、兄さん大胆♡」
蓮は 昨日の龍との会話を思い出し、自分が言ったことの内容に気づく
「ち、違う!カップ麺ばっかりだったら白里さんの体に良くないだろ!」
「冗談だよ兄さん、私からしたら白里さんといれて嬉しいからその案賛成するよ」
「う、うぅ…で、ではよ、よろしく、お願いします…」
押しに負けて消え入りそうな声でそう言った
夕飯を食べ終え、蓮はいつものように洗い物をし、霞は白里と勉強をすることになった




