お願い
今まで中間テストなんてただ目立たない努力をするための面倒なものだと思っていた
だが、今回はなぜか本気でやることがとても楽しく感じた。
それはきっと誰かと競おうという気持ちがあったからなのだろう
中間テストが終わり、数日した頃テストの結果が掲示板に貼りだされていた
1位 明坂蓮 500点
2位 白里葵 489点
蓮は苦笑しつつ、自分の名前を見ていた
学校が終わり家に着き、ゆっくりしていたら白里が尋ねてきた。
「訪ねてもらったてすぐで悪いんだけどさっそくお願いしてもいいかな?」
「そういう約束でしたからね。ど、どんな願いもう、受け入れましゅよ」
「え、えっと、それじゃあ…その…ぼ、僕と友達になってください!!」
「え?…え?」
白里は困惑している様子だった
「フ、フフッ、アハハ」
なぜか数秒したら笑いだした
「え?ど、どうかしたの白里さん?」
「い、いえ。すいません。じ、実は私も同じことをお願いしようとしてたんです」
なんと、返ってきた答えは意外なものだった
「おんなじお願いしようとしてたなんて、なんか面白いね」
「そうですね。ふふふ…」
(よ、良かった拒絶されなくて、ホントによかった)
「あ、そうだよかったら今から夕食作るけど食べていく?」
「そちらがよろしければお邪魔させていただきます」
白里が帰った後電話がかかってきた
「もしもしー。蓮さぁ、なんで今回1位取ったんだ?目立ちたくないからっていつも中途半端な成績だったろ?」
そう言って電話越しに俺に話しかけてきたのは
俺の1番の親友である花井龍だった
「まぁそろそろ自分を変えようというか、今回はちょっと勝負もしてたしね」
「え!誰と!?」
「白里さんだよ」
「ま、まじかぁ…お前すげぇな」
「え?なんで?」
蓮は龍が言ってる事がわからなかった
「だってあの人美人すぎてみんなから高嶺の花ってよばれてるからさ」
「そ、そうなんだ…初めて知ったよ」
「お前こーゆーの疎いよなぁ」
「ホントにその通りでございます…」
「ま、蓮が自分を変える決心ができたことに関しては俺はめっちゃ嬉しいから応援するよ」
「あ、ありがとりゅーくん」
「あとお前に彼女が出来るかもしんないしな」
「し、白里さんとはそ、そんなんじゃないもん」
「はは、わかったから落ち着つけって」
「もう、明日も早いんだからそろそろきるよ」
「そうだな、じゃ、おやすみ。蓮」
「おやすみ。りゅーくん」
龍との電話をした後、蓮は少し顔を赤くして布団に顔をうずめた
(そ、そんなんじゃないもん)




