オムライス
「ふぅ…疲れた」
入学式とホームルームが終わり、蓮はそのまま家に帰ることになった
霞もまだ帰ってきてないためこれといってすることがないのだが
「冷蔵庫の中身空っぽじゃん…」
冷蔵庫の中身が空っぽだったのでスーパーに行くことにした
(今日のご飯なんにしよ)
そんなことを考えながらスーパーに向かって行った
帰ってきたら霞の靴があった
「お、霞帰ってきてたのか」
「おかえり兄さんスーパー行ってきたの?」
「あぁ夕食の買い出しにな」
「今日の夕食ってなに?」
「オムライスだよ。卵が安かったからいつもより多く買ってきた」
「やった!私兄さんのオムライス大好き!」
そう言ってにこにこしている霞は上機嫌だ
(こーゆーところはまだまだ子供らしくて可愛いんだよなぁ)
ピンポーン
夕食を作り終えるころ不意にインターホンが鳴った
「兄さん私が出ようか?」
「いや、いいよ俺が出るよ」
(宅配便でも来たのかな?)
そう思いいつつドアを開けるとそこには白里がいた
「あ、あの私隣に引っ越してきた…」
「白里さん?」
「あ、あれ?明坂さん?隣の家だったんですか!?」
「そうみたいだね…こりゃおどろいたな」
「兄さん誰か来てるの?」
白里と蓮のやり取りをひょこっと顔をだして霞が覗いている
「えっと…その子は?」
「妹の霞だよ」
「明坂霞です!」
「白里葵ですよろしくお願いします」
「こ、こちらこそ!」
「あ!そうだ白里さんうちでご飯食べていきませんか?迷惑でなければなんですが」
(おい、妹よ白里さんに俺の作ったご飯が美味しくないとか言われたらお兄ちゃん泣いちゃうよそれに来るって知ってたらもうちょいましなの作ったのに…)
「め、迷惑なんかじゃ…それじゃあお言葉に甘えてお邪魔します!」
(なんだろう家にもう1人いるってなんか新鮮だ)
「ではいただきます」
そう言って白里がオムライスを一口食べる
「す、すごく美味しいです」
「良かったね兄さん、喜んで貰えて」
「あぁ白里の口にあったようで何よりだよ」
「明坂さんって料理できるんですね」
「まぁ家事全般基本的な事はできるからね」
「いや兄さんの家事全般の基本は異常だからね」
霞の言う通り蓮の家事のレベルは家政婦とも遜色ないレベルである
「そうだ兄さん洗い物終わったら勉強見てよ」
「あぁ、いいよ白里さん送ってからな」
「あの、もし霞さんがよければなんですが私が勉強見ましょうか?ごちそうしてもらいましたし」
「たしかに白里さん頭良いから僕より教えるの上手そうだしこちらからお願いしたいくらいだよ」
「やったー!白里に勉強見てもらえるー!」
(そんなにうれしいのか、それともおれが不満なのかどっちだ…)
そういうことで白里が勉強を見ることになった
蓮は洗い物が終わったら参加することになっている
「霞さんすごいですね中学2年でこの範囲をやってるなんて…」
「白里さんの教えるのが上手いからですよぉ、それに私より兄さんの方がすごいです。今やってるとこなんて中1のときにはできてたと思いますし」
「と、とんでもないですね…」
「今度の中間テストで勝負したらどうですか?久しぶりに兄さんの本気の姿みたいですし」
「い、いいですねそのアイディア私も明坂さんの本気見たいですし…しょ、勝負に誘ってみます!」
「その意気ですよ!白里さん」
洗い物も終わって霞の勉強を見ようとドアを開けると
ニヤニヤしている霞となんだか緊張している白里さんの姿があった
そして
「あ、明坂さん!次の中間テスト私と勝負してください!!」
突拍子もなくそう言われた
(せっかく勝負しようって言われてるんだから断るのも申し訳ないよな…)
そう思い
「わかりましたその勝負受けてたちます!」
勢いよく返した
「あ、負けた方は何でも言うこと聞くっていう罰ゲームつきですからね」
霞がニヤニヤしながらそう言った




