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戦犯勇者と異世界転生

初めまして、山吹莉狼です。

目指すはもちろん!!って意気込むところなのかは知りませんがこういうことは初めてなので楽しみたいです。ちなみにこのお話はおおまかなストーリーはもう決まってるので!!読んでくださるとうれしいです。初めてなので何を書けばいいのか見当もつかないので前書きはこんな感じで…

女神星、宇宙が誕生する前の話。この世の全ての物質や生命を生み出した創造神がいた。名もなき原初の神である彼女はビッグバンと呼ばれる大爆発を起こし無限空間、『宇宙』を造り上げた。それからほどなくして生命を生み出した。力を使い続けた彼女はやがて自分が生み出した知的生命体、『人類』にこう呼ばれるようになった。『夢幻』


目が覚めると俺は真っ暗な場所にいた。長く長く続く階段の先に、霧がかかっているように見えるほど遠くに大きな和風の建物がある。それ以外には何もない。ただひたすらに、真っ白な階段が淡くあたりを照らすだけ。俺は一歩ずつ階段を上り始めた。

その時ふと背後から声がした。

「ここは魂の集う聖地冥界」

なんとなく声がしたほうを向く。長い銀色の髪と清涼感のある水色の涼しい瞳を持つなかなかの美女が俺の数メートル後ろを無表情で浮遊している。

「冥界神幽次様がお呼びです。行きましょう、鈴木龍雅さん」

そういって無表情だったその顔に笑みをたたえた。


半日後、

「長え…」

「そんなこと言ってもまだ半分にも到達していませんよ?」

まだ半分もいってねえのかよ…。しかしなぜだろう?半日も階段を上り続けているにもかかわらず未だに全く疲れを感じない。この調子なら案外早く着くんじゃないか?

「今どれくらい?」

「半分もいってないって言いましたよね」


結局そのあと20時間以上はあの階段を上り続けた。

「お、やっと着いたか」

「はい到着です」

遠くで見たときとは、比べ物にならないほど大きく感じるその建物はどこか安らぎを与えてくれるようなそんな温かみを感じる。

「っと、そういえばまだ名乗っていませんでしたね。では改めて私の名前は美日です短い付き合いになると思いますがどうぞよろしくお願い致します」

「こちらこそ。俺は…」

「知ってます。鈴木龍雅さんですよね」

おいこら名乗らせろ。

その時だった。屋敷の門が開き中からただならぬ緊張感が漂い始めた。

「さあ時間です行きましょう」


屋敷内はすごかった。すみずみまで手入れの行き届いた美しい中庭、廊下には埃が一つもなくピカピカで…。

美日に連れられて入った部屋はとても広くその広い部屋の一番奥には一人の男が座っている。

少しロン毛気味の灰色の髪、これまでテレビで見てきたどんなイケメンよりも整った顔立ち、そして長い灰色の髪から覗く一本のうねった角。彼が冥界神幽次で間違いないだろう。

「やあ、僕は幽次。早速で悪いけど美日から話は聞いてるかい?君を転生させるって話」

「いえ全く」

「あれ⁉」

道中はそこで自己紹介しとけよってくらい静かだったからなあ。

「えっと君を女神星って異世界に転生させるはずなんだけど…」

異世界転生、つまりはファンタジーか!

「君を女神星に送るにあたって少し準備があるから協力してね」

少し落ち着きを取り戻した幽次が転生の準備をはじめる。

…ん?

「え…転生って?」

つまりは死んだってことだよなあ⁉

俺の疑問の意味が分からないのか幽次は不思議そうな顔をする。

「なんで俺死んでんの⁉」

「ああそのことかあ」

そのことかっていうことは幽次は俺の死因を知っているのか。死因が分からずもやもやすることはなさそうだとホッとしたのもつかの間、

「ちょっと僕がきゅっと…」

「おいてめえざっけんな!!殺したってか!転生させるためにわざわざ殺したってか!!」

そんな豪快な話なかなか聞かねえよ!!

「冥界神であるこの僕がわざわざ下界に降りてまで殺ってあげたのに…」

「しかもよくあるトラックとかでの間接的なやつじゃなくてじきじきに手を下したのかよ!!馬鹿じゃねえの!!」

「今この僕に馬鹿っていったね⁉ゆるさない!!もうこのまま送りつけてやる!!」

「おいふざけんなてめえ責任取りやがれ!!」

この後散々もめた。


「ふう…元ヤンと喧嘩するもんじゃないなあ」

「てめえどこでその情報得たんだよ…」

実は俺は元ヤンなのだ。その時染めた髪は今も銀髪のままで耳にはピアスも開けている。ちなみに先ほどの喧嘩は散々罵った俺が幽次のメンタルを削りきって勝利をつかんだ。

さっき幽次からアイテムや特殊能力、いわゆるチートと呼ばれるものの扱いかたを教えてもらった。

まだこのチート能力だけは上手く使いこなせないが。

貰ったアイテムのなかには『鬼の琥珀』なんて物騒な名前が付いた謎アイテムまである。

幽次曰く「きっと役に立つから」とのことだが何のことだかさっぱりだ。

「一応最後にもう一度説明しておくね。君の特殊能力『夢幻の力』は、ありとあらゆるものを創り出すことができる。ほしいものは明確にイメージしてね」

「大丈夫大丈夫!なんとかなるって!」

練習では成功しなかったけど…。

そんな俺に幽次だけでなく美日までもが不安そうに俺を見つめる。

「分からないことがあったり、不安なことがあったり、寂しくなったりしたらいつでも連絡してね?」

「もちろん!」

連絡っていうのはハンターズ手帳という名のスマホみたいなアイテムだ。女神星では身分証明書とかさっき言ったように連絡用としてみんなが持っているらしい。

みんながスマホを持っているらしい…。異世界にスマホが当たり前って想像できないけど…。

「幽次様そろそろお時間です…」

美日がそういうと幽次は部屋の奥にある掛け軸の前まで移動する。

「もうそんな時間か…。それじゃあ龍雅君、ゲートを開くよ」

さみしそうな幽次の声にこたえるように俺は小さくうなずくと大きく深呼吸をする。

これから俺は異世界で生活をするのだ。きっと夢のような生活をするのだろう!!

頼もしい仲間と共に命がけの大冒険の末魔王を討伐したりするのだろう。

俺はそんなことを考えながら幽次が開いたゲートに向かって歩き出した。

「鈴木龍雅!!君に与える最初の任務は、古の国『夢幻の都』の再建だ!!

…それじゃあ行っておいで良い報告を待ってるよ」

そんな幽次の言葉を背に受けて俺はゲートに飛び込んだ…!!

目の前がいちど白い光に包まれて、再び視界が戻るとそこは紫色の雲が空を覆いいかにもな雰囲気を醸し出す魔王城の真ん前だった。



この度は無限物語を読んでいただきありがとうございます。

この作品は人種差別をメインテーマとし様々な人権問題に対しての思いうを書きたいと思います。

今回はあまりそこには触れませんでしたが今後はもっとそういう重いストーリーも入ってくると思います。感動あり笑いありでよりたくさんの人に笑顔と感動を届けたい!!というきれいごとを並べつつ自分が書いていて楽しいと思える作品を作るので皆さんもぜひ楽しんでいってください!!

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