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悪魔の大王との激闘

 真っ赤な閃光が止むと、武闘家コルネオと賢者ゾロゲの前に、先ほどの凶暴なサタンの本来の姿となった大悪魔王ルシファーが立っていた。


 近づく日没が、ルシファーの影を長く伸ばし、その影は、コルネオとゾロゲをともに飲みこむほどの大きさとなっていた。


「これが……堕天使ルシファーの真の姿か……」

 

 ゾロゲがつぶやく。


「へえ、ゾロゲはルシファーを見るのは初めてか」


 ゾロゲとともにルシファーの姿を見ていたコルネオが、ちらりと横目でゾロゲの顔を見る。


「先ほどお主が戦ったとき、ちらりとその姿を見たが、じっくり正面で見るのは初めてだ」


 ゾロゲは初めて見るルシファーの姿に、驚愕しているようにも見えるが、そこに恐怖は感じられない。

 求道者らしく、自身の体験に、感動しているようにも、新規の対象に興味を惹かれているようにも見えた。


「まさか悪魔界の頂点たるルシファーが、冥界の最深部からこの地上に姿を表すことなど、誰が想像しよう」

「かかか、違いねえ」

「まあ、お主はやつの姿を知ってて当然か」

「ゾロゲさんよ、一言多いぜ。大昔の話だ!」

 コルネオは、ぺっと、地面に唾を吐いた。


「無力な者どもよ。口やかましいわ。貴様らまとめて、無の世界へと滅してくれよう!」


 大悪魔ルシファーは、真っ赤な両眼で2人を見下ろす。


 たじろぎそうなほどに恐ろしい眼光に、コルネオは怯みそうになった。


 気持ちを立て直す。


 負けねえ!


 ルシファーの背後から、ぶぅおおおん!とうなるような音ともに、無数の閃光がはためく。 


 さきほどコルネオを()()した光の源。


 その光が、ルシファーの頭上に、ふたたび無数の光の玉として収束していく。


「来るぜ! ゾロゲ先生よ、いけるよな」

「ゆけ」

「おけ!」


 武闘家コルネオは、気合を入れる。

 

 ぼうん! 


 コルネオの身体全体が白い光の闘気に覆われる。


 その白光の大きさは、先ほどのものの数倍あり、光量もまた、先ほどよりはるかに明るいものだった。


 大悪魔ルシファーの真紅の光とコルネオの白の光により、森を削った円形広場のような平地が、赤と白の光に包まれる。


 どっ!


 武闘家コルネオが地面を蹴り上げ、ルシファーの方へ加速する。


 賢者ゾロゲは両手で自らの前で魔法陣の形を作りながら、呪文を唱える。

 ゾロゲの前方に、すうっと盾のように六角形の光の結界が作られる。虹色のシールドだった。


 キーン、キーン、キーン、キーン……と、金属音のような高音が連続し、ルシファーの頭上にある光の玉から、一気に光線が放たれた。


 光線は、大量の蛇が猛スピードで襲いかかるように、うねりながら武闘家コルネオの各部位を貫くべく向かいながら、その一部の光群は、賢者ゾロゲに向かうために分岐する。


「同じ手は通じないぜえ!」


 高速で駆けていくコルネオが、光線と衝突する寸前に、地面を垂直に踏む。

 そのまま地面を蹴り上げ、さらに高速になり真上に飛んだ。

 直立姿勢で上を見上げる、コルネオ。

 すさまじい速度でまっすぐ上空に飛んでいく。


 地を這うよう突き進んでいた大量の光線が、


 くうん! くん! くん!


 という低音とともに、次々に、コルネオを追うように直角に進路を変え、同じように垂直上昇していく。


「おもしれえ。やっぱり、くるねえ」


 上空に垂直に上昇していくコルネオは、地面から急上昇し追ってくる、有機的な動きの光線の束に目を送る。 

 ぐんぐん上昇しながら、その視線を、地上のゾロゲに移した。


 その場から動かず、呪文を続ける賢者ゾロゲに向かっていた光線群は、一足先にゾロゲに到達。


 キキキキキンキン!! 


 地上から金属音のような、音がなる。

 光の群れは、ゾロゲが作った結界に衝突しながら、


 すうんすうんすうん!


 ……と、結界の表面に融解するように次々と消滅していった。


「やるじゃん」

 コルネオはにやける。


 コルネオの垂直飛行は、もはや周辺の木々すべてを越えるほどの高度にまで達していた。


「よっと!」


 直立姿勢で上空を目指し続けていたコルネオは、急停止し、空中で、光の大群に対して向き合い、構えの姿勢を取る。


 無数の光線の向こう、地上からこちらを見上げるルシファーの顔が見えた。


「いくぜ!」


 武闘家コルネオは、そこから一気に光線の束の方へ向かって、急降下する。


 意思を持った大量の毒蛇のごとき光線が、あらゆる方向からコルネオめがけて突き進む。


 光の帯とコルネオが、上空で正面衝突するかのようなところでーーー


 コルネオはこれら光線を次々とかわしていった。


「イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、ナナ、ハチ」

 光線をかわすたびに、コルネオはつぶやくようにその数を数えていく。


「ジュウハチ、ジュウク、ニジュウ、ニジュウ、あー! もうめんどくせえ! 数えるのはやめだ!」


 コルネオを仕留め損ねた光線が、次々と上空の彼方に消えていく。


 豆粒ほどの大きさに見えていた、光線の群の大元、大悪魔王ルシファーが、次第に、大きくなっていく。


「ラストだ、おらっ! これで、全部終わりいっ!」


 武闘家コルネオが最後の光線をかわすと、もはや視界にはルシファーがクリアに残るのみとなっていた。


「っしゃああ! 喰らえーーっ!」


 武闘家コルネオは、思い切り右の拳を振り上げる。


 ボォン!


 武闘家コルネオをまとう白い光が一際輝く。

 ここまで超高速で動いていたコルネオの動きが、さらに超超高速になる。

 

 もはや光の速度とすら思わせる速度で、コルネオは一気に大悪魔王ルシファーにまで到達し、自らの拳をルシファーの顔面めがけて全力で叩き込んだ。


 ドゴゴオオォォン!!


 猛烈な衝撃音とともに、あたりは土煙に包まれる。


「な、なんだと……」

 武闘家コルネオはつぶやいた。


 コルネオの拳は、ルシファーの顔面ではなく、ルシファーがいままで立っていた、その地面に突き刺さっていた。


 ルシファーは消えていた。


ーーーおもしろい。たしかに、貴様の動きは先ほどよりは、幾分ましにはなったか。


 ルシファーの声。


 いつのまにか、ルシファーは、こちらを向いていたゾロゲの背後の、かなり遠くにまで移動していた。


 ゾロゲは手で陣を払う。

 ゾロゲの前の結界が、消える。


 コルネオとルシファーは向かい合う形になった。


「後ろだ! ゾロゲ」


 ゾロゲはうなずく。


 ルシファーの声に、賢者ゾロゲも振り返り、コルネオに背を向け、2人縦並びのような形で、ルシファーの方を向く。


 かっ!と、地面を蹴り上げ、武闘家コルネオは瞬時に直進し、ゾロゲの隣にまで移動した。


「ルシファーよお、さすがに今回の俺のパンチは、受けないのかよ。逃げやがったな。しょぼいぜ!」

「笑わせる。貴様のような者が、そもそもこのルシファーに、指一本触れることなどできぬ」


 大悪魔王ルシファーが2人を見下ろしながら、口角を上げる。


「かかかかかか。ルシファー、てめえの底が見えたぜ」

 武闘家コルネオは、大笑いしながら、「なあ、ゾロゲ」と、ゾロゲの肩に手を乗せた。


「へらず口を」

「ルシファー、たしかにおいらの指はお前に触れてねえ。俺はパンチで攻撃してるからな。パンチは指を握らねえと作れねえ。しかし、(こぶし)はお前を削ったぜえ」

「無限の魔力、無限の力、無限の速度は、闇の底であってのもの。大悪魔王ルシファーよ、ここは、お主の存生(ぞんじょう)領域ではない」

「ゾロゲとやら、貴様、なにをほざいている」


「自身の体に聞くがよい」

 賢者ゾロゲがゆっくりと、ルシファーに指をさす。


 その指先は、ルシファーの頬に向けられていた。


 ルシファーはゆっくり、自身の頬に触れる。


 ルシファーの頬にはかすれた傷が入っていた。

 かすかに緑の血がにじむ。


「やい、ルシファー。これは、さっきのおかえしだぜ。お前は、もう俺から逃げられねえ。次ははずさねえぞ!」


「ははははは」


 大悪魔王ルシファーは笑う。


「ゾロゲの呪文により、貴様の速度が増したということはよくわかった。貴様だけの力で、このような速度を出せるはずもない」

「てめ! むかつく……」

「ゾロゲよ、このコルネオの変化しかり、いま私の攻撃を吸収した結界しかり、いずれも僧侶しか使えぬ極限呪文だ。貴様、僧侶だな」

「かかか、寝ぼけたこと言ってんじゃねえぞ。ゾロゲの魔術は、並じゃねえんだよ。ルシファー、そろそろ教えといてやるぜ。ゾロゲは僧侶じゃねえ、賢者だよ」

「なに!」

「左様」


 賢者は、魔法使いの攻撃系呪文と、僧侶の守備系呪文、両方を使いこなせることができる。

 しかし、がゆえに、魔法使い、僧侶、それぞれに特化した呪文までは、使うことができない。

 これは、この世界で普遍法理と言われていることだった。


「貴様、賢者でありながら、僧侶でなければ許されぬ、極限守系魔術まで使えるというのか」

「私の呪術レベルで、お主が驚くほどではなかろう。我々部隊の僧侶の守系呪文のレベルは、私よりはるかに優っている」

「なんだと……」

「お前が、闇のなかで寝てる間に、人間界も進化してるってことだ」

「ははははは!」

「お前! 何がおかしい!」

「貴様の言うとおり、確かに人間も進化しているのかもしれぬ。しかし、それでも私の敵ではない。見ておくがいい」


 ウィン、ンンンンンンンン……。


 鈍い連続的な唸り音とともに、さきほどの倍の速度で、さきほどの倍の量の光の玉が、大悪魔王ルシファーの宙に浮かび、一気にコルネオとゾルゲに向けて放たれた。


「おいおい、いくつ玉があるんだよ。数え切れねえ……が、同じことぅ!」


 武闘家コルネオは地面を垂直に蹴り上げ、そのまま垂直に上空へ飛ぶ。 


 ウーン、ウウウウーン! ウーン、ウウウウ……。


 先ほど同様、光線も上方向に急旋回し、上空のコルネオを追う。


 光の群れはきりもみ回転しながら、上空に高速で昇ってくる。


 コルネオが垂直上昇で逃げながら、追ってくる光線の束をちらり見下ろす。


 こんどの光線は、ゾロゲには一本も向かわず、すべてコルネオに向かってきていた。


 ゾロゲはルシファーに正対し、ピクリとも動かない。


(まさか……ゾロゲ、止められたか……)

 武闘家コルネオは、思ったが、いまは余裕が全くない。とにかく上空へ、より高速で飛び続け、光の群との間合いを開く。

 

 先ほどより速度も量も倍化した光線と間合いを取れるまでに、コルネオはさきほどよりさらに倍の高度まで上昇せねばならなかった。


 雲を突き抜けるほどの上空。


 ここまでくれば、雲にかすみ、地上の大悪魔ルシファーも賢者ゾロゲも見ることはできない。


 上空で急停止したのち、急降下。


 先ほど同じ。

 大量の光線に向かって、コルネオは急降下する。  


 雲を突き抜ける。


 ばっと、目の前に数え切れないほどの光の群れの先端が迫ってきた。


 急速落下しながら、100本を超えるかという光線をまたもすべてかわすべく動く。

 ふたたび、地上に向けて、突撃する。

  

「くっ! くっ!」


 さすがに光線の数が多すぎて、いくつかの光線がコルネオをかすめる。コルネオから緑の鮮血がにじむ。


 ただし、致命傷となる傷は受けなかった。


 やがて、全光線クリアした。


 視界良好!


 すべての光線をようやくかわし、地上に向かい合う、ルシファーとゾロゲが再び視界に入る。

 

「今度は逃さねえぜー!」


 コルネオは拳を振り上げ、超高速でルシファーに突っ込む。


 ルシファーは、急加速するコルネオをちらりと見上げた。

 そして、にやりと笑った。


「!? ……ぐわっ! ぐぐぐぐぐぐっ!!」


 背中に激痛。


 ドスドスドドドドドドドスドス! 


 数えきれないほどの鈍い音が、コルネオの背中から鳴る。


 目の前の地面に、同時に高速で撃ち込まれる、無数の穴。


 その穴は、コルネオを背後から貫通する光線が、地面に打ち付けられる跡だった。


「ぎゃっ!!」


 武闘家コルネオは、ルシファーの足元に叩きつけられるように、倒れ込んだ。


「こ、こいつ……今度は、旋回して、きやがった……」


 さきほど空の彼方に消えた光線が、今回は、コルネオにかわされたあと、空の彼方に消えるのではなく、Uターンするように旋回。

 コルネオの急降下にも、無音で追随してきたのだった。


 高速で背後から迫る大量の光線に、コルネオは気づかなかった。


「私の放つ光の糸は、私の血管、私の神経。命あるに等しい」


「ぐわっ!」


 大悪魔王ルシファーは、足元に倒れ込むコルネオの頭を、右足で荒々しく踏みつけた。


「ゾ、ゾロゲ……」


 またも心臓など、各部位が、貫かれたのだろう。

 しかし、今回は脳の損壊は免れたのかもしれない……、ぼんやりとではあるが、視線にゾロゲが見えるからだ。


 朦朧とした意識のなか、武闘家コルネオはゾロゲに向かって、手を伸ばす。視界が次第に暗くなってくる。


ーーーゾロゲよ、動けまい。貴様の動きは、私の妖気により封じている。次は貴様が滅するのだ。


 ルシファーの声……。

 体に力が入らず、コルネオは、ルシファーの方に顔を向けることができなかった。


「ゾ、ゾロ、ゲ……」


 霞む視界の先のゾロゲは、身動きひとつしない。


(お、おいら、何百年経っても、結局、サタンに勝てねえのか……。今度こそ、おいらは闇の奥で消えちまうのか……)


 コルネオは目を閉じる。

 鼻の奥がつんとした。

 涙が頬を伝っているのがわかった。


 とおちゃん、かあちゃん、 アンラ……。


 すまねえ……すまねえ!


 止めどなく涙が、頬に伝う。


ーーーがががががああああ!!!


 叫び声……。


 !!!!


(ルシファー!?……)


 消えかけていた意識が急速に回復してくる。

 身体中のすべての力も回復してくる。


 パワーもみなぎる。

 しかも、さきほどより遥かに大きい。


 治癒呪文! 攻撃力増幅呪文!


 武闘家コルネオの身体中の貫通していた穴は、武闘着にのみ残り、身体からはすべて消えていた。


 コルネオは素早く立ち上がった。


 動きを封じられていたはずの、ゾロゲが右手をコルネオに、左手をルシファーにかざしていた。


 ルシファーに視線を送る。


 ルシファーの背から煙が上がっていた。


 背に生えていた純白の羽根が焼け焦げていた。


 いや、羽根のみではない。背中全体がただれていた。


「う、動けぬ……」

「今度は私がお主に、全身封魔の術を与えている」


 ゾロゲがルシファーにかざす左手、これがいまルシファーの動きを封じていたのだ。


 起き上がるコルネオを見て、右手もルシファーにかざす。


 両手をかざされたルシファーは「ぐぬぬ」と、うめいた。


「ルシファーよ。お主もすでにわかっていたはずだ。私が賢者であることを。お主はたしかに、私に全身封印の魔を放った」

「貴様のほうが一歩速かったということか……」

「違う。お主がコルネオに向けた光の糸の方が速かった。お主は、その後、私に向かって、魔を放った。きさまの2つの魔はほぼ同時だが、たしかに順序があった。刹那のズレがあったのだ。そのずれが、私が攻撃呪文を放てるお主の最大の隙となった」


「なるほど! 理解したぜ!」

 武闘家コルネオはすべてを理解した。


 賢者ゾロゲは、大悪魔王ルシファーに全身の動きが封じられるより、一瞬だけ速く、攻撃呪文を放つことに成功したのだ。


 それがどのようなものかは見えなかったが、ルシファーの傷の損傷を見る限り、強力な(いかずち)系の呪文だったのだろう。


 これをゾロゲは、おそらくルシファーのはるか後方に発生させた。しかもその到達時間を遅らせるようにした。


 その後、ゾロゲはルシファーに全身の動きを封じられ、コルネオは光の大群に身体を貫かれた。


 ルシファーが勝利を確信し、ゾロゲに攻撃の手を与えようとしたその瞬間、背後から強烈な呪文の攻撃が、ルシファーに到達、襲ったのだ。


 そこで、ルシファーがゾロゲにかけていた全身封印の魔が解かれた。その瞬間、次はゾロゲがルシファーの動きを封じ、それと同時にコルネオに治癒呪文などを与えたのだ。


「ゾロゲ! あんた、マジですごすぎるぜ!」

「コルネオ! ルシファーの魔力は強大だ……。封魔が解かれる……。こ奴を撃て」


「うぬぬぬ……貴様らぁぁぁ」

 ルシファーの身体がゆっくりと動き始めていた。


「てめえ!」


 ぼうん!


 コルネオの全身が白光に輝く。


 右足で全力で地面を蹴り上げ、超超超高速で、武闘家コルネオは、ルシファーに飛びかかった。


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