表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/34

24.ぽろぽろであった


「はいじゃあ新人も増やしたことだし作戦会議続行しようと思いまーす!」


「なんと…会議中だったのですね」



 ショタ軍人ことフォースが驚いた様子でファーストやセカンドの後ろへ移動し、跪く。昴は何故ファースト達の後ろで?とか思って居るがフォースとしては先輩より前に出るわけには行かないのである。



「そうなのよ、会議っていう割にはマトモな意見が出てこな…ゴホン、人が少なかったのでね!!」


「えっ先輩方が役に立たなかったという事ですか!?」


「えっ…」



 フィフスの指摘に「えっ」という声がハモる。セカンドと昴とサードによるものだ、セカンドは自分が役に立ってないと指摘されたことによるショックで。昴は「(それ言う?言っちゃうの?気を使うという言葉を知らずに生まれてきたの?)」と心の声を添えて。サードは完全に空気を読んでいたためまさかの同僚の空気読めてない発言に単純に驚いたからである。



「…」


「…」


「…」



 そしてその発言によって引き起こされたのは沈黙であった。それはもう見事に場の空気を凍てつかせた。



「(空気読みDSやっとけよな…そういや最近だとDSじゃない…のか?)」



 そして昴は呑気にそんな事を考えていた。ちなみにこのように場の空気が凍ったときは昴から何かアプローチを掛けるのが花丸なのだが…昴はおもひでぽろぽろであった。



「たっ例えぇェェ!!先輩方とはいえェッ!我らが崇高なる創造主様の御考え全てを見抜く事などォォォォッッ!!!不可ッ能ッッ!!!…なのでは?」


「そ、その通りだサード!フィフスよ、そう言う事なのだ分かってくれたか?」



 サードの決死のフォローによってセカンドの表情(見えない)はとてもとても良いものになった。それはまるで深い深淵に一筋の光が見えたかのような表情(見えない)だ。

 


「えっ?ああ…なるほど、すみません私ったら」


「さ、さぁフィフス早くこちらに…あと発言する前にもう少し考えた方が…その、良いと思います」


「ふふっそんなの当たり前じゃないですか」


「そ、そうですねぇ」


 まるで何が起こっていたのかを知らないかのような笑顔を浮かべるフィフスに、それとなく注意するフォース(半ギレ)。気の使える人間に囲まれると気の使えない人間は悪化するとも知らずに繰り広げられる茶番を昴はただ茫然と眺めていた。



「さぁァァてェッ!全ッ員揃いマシたのでェぇぇッ!…創造主様、お願い致します」


「よ、よーしそれじゃあ作戦会議の続き、始めるぞ~!(サードすげぇ気使える男じゃん…)」



 ひと悶着あり、やっとの思いで作戦会議は始まった。そして氷結地獄の始まりでもあった。



///////////////////////////////////



「ハッピーエンドに~」


「ふふっ創造主様ったら…意外と子供っぽいんですね」


「ん"ん"ッ!幼少期からの夢を一途にィィッ!思い続けられるゥゥッ!…創造主様は大変芯のお強いお方にございます」



〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇



「世界を滅茶苦茶に~」


「滅茶苦茶に?…えっとそんな事悩む必要あるんでしょうか…?」


「あー!ええと創造主様には破壊の流儀があるのですよ!ただ滅茶苦茶にするだけなら簡単すぎますものね!!」



×××××××××××××××××××



「実は彼女が居て…」


「えぇ!そうなんですか!?顔はどんな感じなんですか?あと胸!私も結構あるんですがやっぱりわたしより大きんでしょうか?そもそも同族、あえっと人間なんでしょうか??」


「口を慎みなさい」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「あの…なんでみなさん…なんというか…ピリピリ?してるんでしょうか…?」


「…(お前のせいだよ!!!!!)」



 フィフスによる氷結地獄はサードやフォース、行き過ぎた時にはファーストが何とかフォローしていた。そして既に昴は一つの結論に達していた。



「フィフス」


「え?あ、はいっ!」


「廊下に立っとれ…」


「は、はいっ!ってえ?ろ、廊下…?この教会ってどこからが廊下でどこまでが部屋なんですかぁ~…」



 フィフスはとりあえず走り去っていった。今頃ゲオルガラム内のどこかで突っ立っているのだろう。



「じゃあ続き…やろか…」


「「はい…」」



 この時奇しくもフィフス以外の全員が同様に何とも言えない気分を味わっていた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ