22.チョマテヨ、いやもう古いわこれ
投稿が遅れて申し訳ございません。
次から次へと書きたい話が多くて困ってしまいますねハハハ!
また時間が取れそうなので投稿続けていきます、今後ともよろしくお願いいたします。
「はい集合!!」
「「はッ!」」
一声上げると突如目の前にイケメンと怪しい鎧女が出現する。イケメン事ファーストはずっと俺と一緒に居たのにわざわざ目の前に現れた、セカンドは言葉通り突如出現した。
「作戦会議をしようと思う、オーケー?」
「承知いたしました」
「是非参加させて頂きます」
うんうん。大丈夫そうだね!ちょっと緊張しすぎな気がするけどな!
「まず、最終目的から説明しよっかなと思うておるぞよ」
「最終目的…でございますか」
「よろしくお願いいたします」
そもそも俺がここに呼ばれた理由、きっとそれを果たさない事には元の世界に帰れないとかそんな感じなんだろうなぁ。世界を滅茶苦茶に…ねぇ、大変難しい事だと思うし積極的にやりたいとも思いわせんけども、俺を頼ったのっぺらクソ野郎に仕返ししたいとも思わないからなぁ…きっと奴も切羽詰まってたんだろうし、そんな状況で俺を頼ってくれたのなら是非助けてやりたい。
「俺が掲げる最終目的…それは世界を滅茶苦茶にする事だ」
「それがお望みとあれば必ず成し遂げましょう」
「我々にお任せください」
お、おお…目の前の両名からひしひしとやる気が伝わってくる…で~も~単にめちゃくちゃにすると言っても色々ある。きっと、いや必ずこの世界が好きな人間もいるはず、そして絶望している奴も。だから俺は世界を滅茶苦茶にして…そんでもって超平和な世界を作ってやろうと思う。
「だが世界を滅茶苦茶にして終わりじゃない。様々な物語には終わった後の世界があるもんだ」
「確かに何かしらの物語が終わりを告げたとしても、必ずその後がありますね」
「そうそれ。俺はハッピーエンドが好きだ、だから最終的にアルティメットスーパーハッピーエンドにしてやろうと思う」
確かにバットエンドで終わる作品で大変面白いものもある、だが単に好みの問題でどうせならハッピーエンドがいい。そして…俺がもし物語を作るのなら…必ずハッピーエンドにしてやろうと思って居た。
「世界は滅茶苦茶にする、だが極力人は殺さない」
「なるほど…単に世界を滅茶苦茶にするだけでしたら簡単過ぎるということですね」
「創造主様はなんと玄人なのだ…」
「うん?」
玄人…玄人か…え?ちょっと待ってよ。チョマテヨ、いやもう古いわこれ。
「流石創造主様にございます」
「世界を意のままに動かす…まさに神の所業」
「いや俺は極端な話…胸糞の悪い事はヤダなぁって…」
ダメだこいつら聞いてない。
このままだと確実にこいつらは"やらかす"だろう。はじめて生成した時にはもう既に手に余る感じあったけども、このままだと本当に手に負えなくなってしまうわこれ。
「手始めにこの世界で一番繁栄している国を潰すというのはどうでしょうか?」
「国民全員を奴隷にでもしてしまえば最終的に皆平等になり争いは無くなる…つまりは平和ということですね」
「あッー!さっそくよからぬこと言ってるッー!」
「その通りですセカンド。この案でしたら世界を滅茶苦茶にしつつ争いが無くなり平和が訪れてハッピーエンドです」
ぎょおおおおおお!?!?何言ってんのこいつ!!やめて!やめろッ!!
「奴隷になって笑顔になんてなれるか!!!」
「笑顔にならないと罰を与えるようにすればよろしいのでは?」
「サイコパスから道徳の授業受けたんかお前!!!?」
だめだあーッ!話にならねぇ!!もうちょっとマトモな事を言えるヤツが欲しい。これはもう新しい眷属を作るしか無いのか!?
「まていお前達!!」
「「はッ」」
「作戦会議が3人…なのはちょいと問題があるのかもしれないぞう」
「創造主様に間違いなんてあるはずがありません」
「違うセカンド…求めてた答えはソレじゃない…」
「…創造主様がそう仰るという事は本当に問題があるという事なのですね」
「はいファースト正解」
さっそく眷属に翻弄され…いやいつもされてるわなんでも無いですごめんなさい…。
「まぁいいか、俺は常識人を作るタイプ!」
俺は眷属生成を行う…新しい眷属に求めるのは勿論常識さ…。ついでにファーストやセカンド級の眷属はこの世界にとって過剰な戦力だった事が判明したので若干力を抑えて生成する。
「あれ、これくらいなら何人か一気に生成できるかもなぁ」
「仲間が増えるのですか?それは大変喜ばしい事ですね!」
「ついに後輩が…」
よし…よしよし。いいんじゃないか?いい調子だ…おっほほ!おっと小汚いおじさまのような笑い方をしてしまうところだった。
「こいやあああああああああ!!!!!!」
目の前にナニかが凝縮されて形になっていく…その影は三つ…いや三人だ。
「私を生み出してくださり…教悦至極ゥゥゥッ!!…にございます創造主様」
「うわ情緒」
目の前に現れたのは鹿。
…の頭が付いたサラリーマン…いや。仕立ての良さそうなスーツを着ているし手とか普通に人間なんだけども頭がまんま鹿なんだよね。キメラじゃん…負の遺産じゃん…。
そうこうしているうちにもう一つの陰も輪郭がしっかりしてくる。…えなんかっちっさくね?
「僕を選んで下さりありがとうございます創造主様」
「こおおおれは!これはァァッ!貴方は私の同ッ僚!!…になるのですねぇ」
「そういえば今まで子供系の眷属はいなかったなぁ」
目の前に現れた二人目の眷属はエメラルド色の頭髪に同じくエメラルド色の瞳を持つ…子供だ、軍服のような服装がなんともミスマッチ。非常に子供っぽい身長ながらも顔は良い。きっと成長したらイケメンになるのだろう…いや男の子だよね…?というかなんで創り笑いしてんだろ。
「まいっか、次で最後かな」
最後の一人が目の前に現れる。
「こここ、この度はっ私を生み出して頂きっ」
「落ち着いてください同僚。創造主様に失礼ですよ」
長い黒髪に黒い瞳を持つ女性だ。ローブ?みたいなのを着ているし魔法とか得意なんだろうか?というか緊張しすぎじゃね?さっそく少年にフォローされている姿は違和感を抱かせるんだけども、なんというか…それっぽい…?
ちなみに胸部が大きいので女性と分かった。俺の好みのサイズ?そんなもん俺の彼女のサイズが好きに決まってんだろ舐めてんのか。と思っておく。
「えーと、とりあえず三人ともこれからよろしく」
「よろしィィックお願い致しますゥッ!…必ずやご期待に応えて見せましょう」
「よろしくお願いいたします。何なりとお申し付けください」
「よろしくお願いします…えっと、頑張ります…」
うん!個性がすっげぇ。
もう…なんというか…うん…何も言うまい。
「皆個性的で大変素晴らしいですね創造主様!」
「流石創造主様にございます」
「セカンドそれしか言わないじゃん…」
ボキャ貧セカンドは置いていおいて…取り合えず名前かな?名前って大事だよね!てか早く休みたいんだよね!うんうん!疲れでぶっ倒れそう!
「えー名前配布します。まず鹿、君はサード」
「ありがとうございまあああァァァッスゥ!…この名に恥じない活躍を」
鹿ことサードはホント異質な見た目だなぁ…スーツ鹿頭ねぇ…俺こいつが悪魔だよ~んって言われたら信じるわ。…うっわすっげ言いそう!!!
「エ"ェ"ヴン"!次はショタ、君はフォース」
「ッ…名を頂きありがとうございます。必ずや創造主様のお役に立って見せます」
怖ああああああああぁぁぁ!!!この子一瞬すっげぇ怖い笑顔になったんだけど!?ヤダそれぇええ!絶対それが本来の笑顔みたい奴じゃんんんん!!もう君が悪魔でいいよッ!!?
「ヒェェ…次はたれ目長髪ロング…君はフィフス」
「私なんかに名前を頂けるなんて…ありがとうございます」
うーんもしかして常識人枠はこいつ…フィフスなのかな?一番それっぽいし…それになんかやさしそう!う~ん我ながら大変クソみたいな感想!!
「よし…軽く質問しようかな、えー…俺が殺されたとします、殺した人をどうしますか」
「絶ェッ対にィィッ!!…ぶち殺しますねぇ」
「殺します」
「許せませんっ!始末すべきだと思います」
「ごめん質問が間違いだったわ。君たちなら絶対そういうわな、質問かえまーす」
はーい質問を間違えたアホはここでーす。道徳心を試そうと思ったけどこの質問だったら絶対そう答えるよねーごめーんねー。
「…じゃあ、この世界の子供たちが一つのリンゴを賭けて喧嘩をしています…どうする?」
この世界ってリンゴあんのかなぁ…
「リンゴをッォォォ!真ァッ二つゥ!!…にして分け与えます」
「リンゴを取り上げて喧嘩の種を潰します」
「えっ~…と、二人の子供をぼこぼこにして争いを止めます…?」
「…」
えっ…噓…鹿頭が一番まともなの…?
「同ゥッ僚!の価値観ンンンンッ!!…が怖いですねぇ」
「火種が無ければ火事は起こらない…でしょう?アッーハッハッハッ!!」
「えっ、わたしの解決策はダメなんですかぁ~!?」
「あ た ま お か し く な り そ」
サードは見た目に反して一番まともだし…フォースは笑い方怖えぇし…フィフスはなんか残念だし…どうして俺の眷属はこんなのばかりなんだ…。
「私でしたら子供とその両親共々殺しますね。創造主様の御手を煩わせるなど許せる行為ではありませんので」
「あ、でもファーストよりは新人のほうがまともなんだ」
「私も殺します、自身の欲を優先するなど見苦しいにも程があります。生き物は皆創造主様の為に全てを捧げるべきです」
「さてはこいつ今だに俺の事神だとか思ってんな」
三者三様の新人達といつも通りの二人組…すでにこの先ろくな事にならないだろう…と思って居た昴であった。




