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ほけきよ俳句  作者: ほけきよ
9/16

俳句2020年1月

今月は50句

水涸れて不動の瀧となりにけり

壁に隠れて兎餅を撞く松の内

寒鯉を横目に見ゆる女かな

賽銭に異国の硬貨初詣

初旅や異国と坂と塀の街

歩行者の道いっぱいに冬麗

松過ぎてマスクのままに寺巡る

老人のジャンパーのまま餅啜る

大須商店街異国の春も迎えをり

寒鴉高らかに乗る招き猫

赤信号青信号も寒鴉

観音の列の太さよ冬の雲

社歌歌う仕事始の咳払い

沿線の近くに走る雑煮かな

元旦の歯ブラシ口に迎へをり

女子高生ホットポカリと白い息

センター試験アナウンサーの左右対称

【非公表:おうちde俳句大賞3句】

元日にカーテン開けしままの部屋

異国の駅に降りられぬ二日かな

御降や心当たりのない荷物

むうむうと寝むる新妻冬牡丹

鯛焼やこれが解けたらIQ110

雑炊を念入りに吹く怒老人

着膨れて女子高生集団の嘲笑

煮魚に煮汁かけ続ける狸

鼻唄煩し寒夜静けし

終電や餅が焼けるのが遅い

三寒と四温や温め直すパン

大皿の牡蠣グラタンやドリンクバー

お揃いのハートストーン冬雲雀

冬晴れや醤油の匂ふ人指し指

炬燵猫別に仲間ではないよ

笹鳴や作つてもらつたシチューが甘い

寒林や開店直後の居酒屋

ナイフとフォーク使う朝食冬薔薇

懐手いいよいいよ買ったげるよ

冬枯や切手頼りなく貼られ

妻不在焼肉食べ放題待春

丼に濃い酒しづむ寒椿

驚かれ驚き返す冬の蝿

コンビニの前寒鴉追い回す

冬萌や残しとこうとしたのだが

枯草を踏めばどうしたんですか待ち

白菜や俺が食べるのを見てくれ

冬凪や私平熱低いから

食べたい物が思いつかない冬の星

とんかつ屋に選ばれる客冬苺



個人的に好きな句

水涸れて不動の瀧となりにけり

賽銭に異国の硬貨初詣

初旅や異国と坂と塀の街

老人のジャンパーのまま餅啜る

大須商店街異国の春も迎えをり

赤信号青信号も寒鴉

観音の列の太さよ冬の雲

社歌歌う仕事始の咳払い

元旦の歯ブラシ口に迎へをり

女子高生ホットポカリと白い息

センター試験アナウンサーの左右対称

元日にカーテン開けしままの部屋

異国の駅に降りられぬ二日かな

御降や心当たりのない荷物

むうむうと寝むる新妻冬牡丹

雑炊を念入りに吹く怒老人

着膨れて女子高生集団の嘲笑

煮魚に煮汁かけ続ける狸

鼻唄煩し寒夜静けし

終電や餅が焼けるのが遅い

三寒と四温や温め直すパン

大皿の牡蠣グラタンやドリンクバー

冬晴れや醤油の匂ふ人指し指

炬燵猫別に仲間ではないよ

寒林や開店直後の居酒屋

ナイフとフォーク使う朝食冬薔薇

懐手いいよいいよ買ったげるよ

冬枯や切手頼りなく貼られ

妻不在焼肉食べ放題待春

驚かれ驚き返す冬の蝿

枯草を踏めばどうしたんですか待ち

白菜や俺が食べるのを見てくれ

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