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ほけきよ俳句  作者: ほけきよ
7/16

俳句 2019年11月

今月は35句

ラグビーのスクラム心臓の如く鼓動

ハロウィンの道譲り合ふ二人かな

電子レンジの口開けしまま冬に入る

文化の日突っ張り棒の影静か

秋惜しむ慰安旅行の課長父に似て

封筒を抱えし帰路や冬に入る

虎の威を借りし白人冬の星

挨拶は私の役目冬雲雀

勧誘を一本足で聞く梟

酢が弱い砂糖が強い波の花

白鳥に隠れて食べるプリンかな

誇らしげに大好物を見せる熊

冬の虹王子と呼ばる編集長

凩や電子レンジで温まる

驚かす為に冷たき手を保つ

柔道着の生地の薄さや竃猫

沖縄風居酒屋の鍋締めパスタ

神渡今から帰ると宣言す

駅伝子倒れなければ前進す

鮫ゆらり隣の脚が当たりさう

園長のぶっきら棒に寒の水

鴛鴦や三十歳の金時計

冬晴の買い物袋二重なり

海鼠遅々姓名判断やり直す

どうしよっかどうしよっか帰り花

タッパーの蓋裏返す浅き冬

冬の雲乗換眺む営業マン

独唱やもう歳だねと冬の蜂

還暦の母にケーキや枇杷の花

ハリネズミの優しき尻や水涸るる

鰭酒や子供の事や家の事

ナマ怖い海鼠も怖い浅き夜

特売の赤きチラシや蜜柑積む

冬ざれやカレーのルウを啜りをり

メリーゴーラウンド上下せし冬麗



個人的に好きな句

ラグビーのスクラム心臓の如く鼓動

ハロウィンの道譲り合ふ二人かな

電子レンジの口開けしまま冬に入る

文化の日突っ張り棒の影静か

秋惜しむ慰安旅行の課長父に似て

封筒を抱えし帰路や冬に入る

挨拶は私の役目冬雲雀

勧誘を一本足で聞く梟

誇らしげに大好物を見せる熊

驚かす為に冷たき手を保つ

柔道着の生地の薄さや竃猫

園長のぶっきら棒に寒の水

鴛鴦や三十歳の金時計

冬晴の買い物袋二重なり

タッパーの蓋裏返す浅き冬

ハリネズミの優しき尻や水涸るる

鰭酒や子供の事や家の事

特売の赤きチラシや蜜柑積む

メリーゴーラウンド上下せし冬麗

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