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ほけきよ俳句  作者: ほけきよ
3/16

2019年7月

今月は43句

辞書に無い言葉が好きで風薫る

レジに並ぶ氷菓が少し溶けるくらひ

説教に小さき相槌土用鰻

アイスコーヒー隣の席の子守唄

電卓を何度も見せる熱帯魚

白シャツの白き者より席を立つ

向日葵畑に俺が居るとこ見たいだろ

ゆふがたのハンカチ臭しまた拭ひ

胡瓜折るやつてはいけないと言はれ

大夏野足裏のまだやはらかく

鋼片にチョークで数字つける夏

水馬特急停まらぬ駅過ぎる

風死すや胃にヨーグルト溜まりをり

夏の夜の仲良き家族ポン酢のポン

六人席に六人ピタリ白きシャツ

梅雨の月天気予報に興味無し

まけまけの酒を撒く撒く夏の朝

七夕やだからお前は駄目なんだ

向日葵や米粒空の弁当箱

陰毛が眼鏡に一本風死せり

車座になつて夏野に話しをり

芍薬や死にゆく水の中に皿

二次会に上司が一人付いてきた

滴りや別々に食ふチョコとパン

かたかげり頼まれしこと忘るるる

馬鹿夫婦雲の峰見て歩きをり

券売機のお釣りの遅し子かまきり

日焼の先輩嗚呼人生は素晴らしい

句読点無き「ます」雷雨来ています

赤と緑と茶色の部屋でビール飲む

動かざる大学生の半裸かな

お辞儀してお辞儀を返す団扇かな

灯が数多あれは台湾風の蛾か

梅雨明けや歯医者の赤眼迫りをり

散歩する為の散歩や青芒

黒き汁拭けども黒し夏の夜

一人になれば夏休開始なり

水っぽいカレー卯の花腐しかな

百貨店に百貨のありし炎天下

夏期講座行く電車内で走らない

冷やかな日差の如く冷索麺

滝壺に骨が沈んでいるらしい



個人的に好きな句

辞書に無い言葉が好きで風薫る

レジに並ぶ氷菓が少し溶けるくらひ

説教に小さき相槌土用鰻

アイスコーヒー隣の席の子守唄

電卓を何度も見せる熱帯魚

白シャツの白き者より席を立つ

向日葵畑に俺が居るとこ見たいだろ

ゆふがたのハンカチ臭しまた拭ひ

鋼片にチョークで数字つける夏

六人席に六人ピタリ白きシャツ

陰毛が眼鏡に一本風死せり

車座になつて夏野に話しをり

二次会に上司が一人付いてきた

滴りや別々に食ふチョコとパン

馬鹿夫婦雲の峰見て歩きをり

券売機のお釣りの遅し子かまきり

日焼の先輩嗚呼人生は素晴らしい

動かざる大学生の半裸かな

お辞儀してお辞儀を返す団扇かな

灯が数多あれは台湾風の蛾か

散歩する為の散歩や青芒

水っぽいカレー卯の花腐しかな

百貨店に百貨のありし炎天下

滝壺に骨が沈んでいるらしい

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