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ほけきよ俳句  作者: ほけきよ
14/16

2020年6月俳句

今月は39句

短夜の夫が入つて出ていつて

黒南風や言われなければ動かない

ファミレスの平たいライス雲の峰

父の日にゆるく口止めされたこと

青蜥蜴水曜空欄の手帳

紫陽花や妻に厳しい義理の母

父方の親戚愉快夏料理

真夜中に扉の重き冷蔵庫

梅雨入してひつくり返すマグカップ

濁り鮒ああとかいいとかううとか

強冷房や窓際席のハンバーグ

あいの風そういう人も必要

夏帽子そういうのってどういうの

たまにしか開かない出口松落葉

店員も客も人らしく南風

冷酒や十六角形の太陽   

媚びるべき人に媚びをる夏の川

青梅やなにが可哀想なんだよ

弟嫁の後姿しか知らぬ蟹

業務用食パン固し夏の昼

白シャツやお釣りお願いします

紫陽花に手を入れて折るおじさん

レジに置く氷菓や十三円のお釣り

風死すや無人の如く弾くピアノ

決められし就寝時間夏の潮

心太家賃払ってない人と

水馬反省してるんだねえホント

梅雨寒や一応食べれるよ食べな

赤ん坊の産毛の柔し李熟る

夏空や肉屋の多い商店街

鈴蘭や手描きのヒーロー顔だけ

階段の刺さりし壁や守宮這ふ

六月の皮肉が血肉となり怒り

いつまでも客間に布団旱梅雨

使ったら戻しといてね合歓の花

避暑の子の唾液まみれの種見せり

神主の息子の笑顔梅雨晴間

東京へ行く郵便や田水沸く

夏布団余計なことは言うくせに


個人的に気に入った句

短夜の夫が入つて出ていつて

ファミレスの平たいライス雲の峰

父の日にゆるく口止めされたこと

青蜥蜴水曜空欄の手帳

父方の親戚愉快夏料理

真夜中に扉の重き冷蔵庫

濁り鮒ああとかいいとかううとか

夏帽子そういうのってどういうの

店員も客も人らしく南風

青梅やなにが可哀想なんだよ

白シャツやお釣りお願いします

レジに置く氷菓や十三円のお釣り

風死すや無人の如く弾くピアノ

心太家賃払ってない人と

水馬反省してるんだねえホント

赤ん坊の産毛の柔し李熟る

夏空や肉屋の多い商店街

鈴蘭や手描きのヒーロー顔だけ

階段の刺さりし壁や守宮這ふ

避暑の子の唾液まみれの種見せり

神主の息子の笑顔梅雨晴間

東京へ行く郵便や田水沸く

夏布団余計なことは言うくせに

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