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ほけきよ俳句  作者: ほけきよ
13/16

2020年5月俳句

今月は43句

母の日のサーモン多いパック寿司

掃除機の音の華やぐ薄暑かな

夏の夜視聴者参加型番組参加

夏めいていい加減な水加減

義実家に定位置のある子供の日

葉桜や方言最後まで聞いて

同窓会知らぬ先輩もいて立夏

体重計の数字揺れ動く立夏

皆同じ話題五月のラジオアワー

母驚き赤子驚く大き蜘蛛

母の日にトイレの風水術言われ

社内報に部長の笑顔梅雨に入る

八重桜場所だけ決めて待ち合わす

木蓮の作画崩壊してをりぬ

春惜しむお菓子食べなくても死なぬ

そんなことないよと言つて夏隣

出る前に何か言つてたけど立夏

全員は構つてくれぬ夏座敷

上品な食べ方しとるね蛇苺

夏めいて舌より硬きチョコレート

昼寝していつかは戻る同居人

スーパーの床ピカピカやソーダ水

新緑や手を振るために手は軽い

茶茶入れる声の大きく夏芝居

蝉鳴けり電灯の煌々と真昼

熱意なら誰にも負けません白夜

雨蛙考えたらわかるだらう

手掴みで葛餅渡す手にネイル

脱衣所の窓すぐ閉める裸かな

食べた事無いやろこんな冷奴

婿は婿嫁は嫁として茂り

寝て起きて昨日言われた言葉、滝

蝸牛任せると言った以上は

鼻息の病葉揺らす強さかな

夕立にヨシと一言言い戻る

リフォーム後の具の無い冷し中華かな

空腹ややや常温の缶ビール

また夫の大発見や夏の雲

ソーダ水伸びてゆくなり吾子の爪

誘惑という凸凹や夏の雨

冷房や洗わぬ髪の黒光る

連れ去って私が守らなきゃ噴水

見やしない蜂を殺している間



個人的に好きな句

母の日のサーモン多いパック寿司

夏の夜視聴者参加型番組参加

義実家に定位置のある子供の日

葉桜や方言最後まで聞いて

同窓会知らぬ先輩もいて立夏

体重計の数字揺れ動く立夏

母驚き赤子驚く大き蜘蛛

母の日にトイレの風水術言われ

社内報に部長の笑顔梅雨に入る

春惜しむお菓子食べなくても死なぬ

出る前に何か言つてたけど立夏

上品な食べ方しとるね蛇苺

スーパーの床ピカピカやソーダ水

新緑や手を振るために手は軽い

蝉鳴けり電灯の煌々と真昼

熱意なら誰にも負けません白夜

雨蛙考えたらわかるだらう

食べた事無いやろこんな冷奴

寝て起きて昨日言われた言葉、滝

蝸牛任せると言った以上は

鼻息の病葉揺らす強さかな

夕立にヨシと一言言い戻る

空腹ややや常温の缶ビール

ソーダ水伸びてゆくなり吾子の爪

誘惑という凸凹や夏の雨

冷房や洗わぬ髪の黒光る

連れ去って私が守らなきゃ噴水

見やしない蜂を殺している間

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