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Star Ocean ~誇り高き血統の鎖~  作者: はぐれ
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7話 見えないものを見ようとしてその①

ロードが言ったことはあながち間違ってないのかもしてない。

結局、あの後チンピラ達は二度とやらないと少年に謝罪し、ロードとも距離を縮められた。


「悪かったな、さっきは。」

ロードは前振りもなく、謝ってきた。

当然、もう僕は怒っていない、道場でのことも。

当然、ロードには目的があったみたいだ。

「昨日どこかで大切な物を盗まれたんだ、それで、苛立っていたんだ、」

「どんなモノ?」

純粋に気になった。

「波動石の塊。」

明らかに波動と関係がありそうだ。

「なんだそれ」

俺は聞いた。

「そのままだ、うちの家宝なんだが、それが砕かれたら波動というものが消滅する。」

多分、ロードは気づいていない。それがどれだけまずいことか。

「一大事じゃねーかよ!」

俺はふざけている場合ではないがツッコんだ。

俺はどれだけまずいことか説明した。



「うわっ!それマジでやべーじゃん!」

ロードはやっときずいたみたいだ。

ああ、ロードは多分、アホの子ってやつだろうか。さっきも、後先考えずにぶん殴るなど、辻褄があう。


「じゃあ、俺も手伝うよ。で、何処か、手掛かりは、ないのか?」

間違いなく、僕は冒険に出てから変わった。何事にも挑戦しようという考えになっていたのだ。

「うーん、昨日は確か、先代の大統領の墓に立ち寄ったな。」

ロードは何故、そんな所へ昨日、言ったのだろう。

「何しに行ったんだ?」

だが、ロードの答えはあまりにも不可解だった。

「それがよォーらわかんねぇーんだよ。いくら俺が頭悪いからって有り得るか?」

絶対におかしい、行った理由が自分でも分からないなんて。

「まあ、盗った理由は波動の力を楽に手に入れたいからだろうな。」

波動のことを知っているものすら少ないのにそんな奴がいるのかと、僕は思った。

「でも大丈夫!その塊はこの、星の聖水を垂らさないと、割れないんだ。」

そう言うと、ロードは俺に星の大海から取った布袋に入った水を見せた。だが、この量では病は治らない、なぜなら昔話にも、両手3杯と書いてあった。

「恐らく、盗んだ奴はこれを取りにまたやってくる。」


その後、俺達はとりあえず先代大統領の墓へ向かった。



着いた時にはもう、夕方になっていた。

だが、ロードの様子がおかしかった、ずっと、ポケットを探っているのだ。

「どうした?」

俺は恐る恐る聞いた。

「無くしちゃった…」

もう見捨てようかと思うくらい呆れた。

だが、おかしい点があった、後ろを歩いていたのは、俺だが落としたらきづくはずだ。

「畜生!」

とロードがそこらに落ちていた石を投げると何かに当たって、落ちた。

だが、そこには何も無かった。

そこで、僕は凄いことに気がついた。

布袋が浮いていたのだ。

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