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初っぱなから魔竜クラス

時に神は理不尽な試練を俺に与える。これは神にとっては俺を成長させるための優しさ的なものなのだろう。でも、俺からしたら大きなお世話だ。お節介なんて妬かなくていいよ。ただ傍観しててくれよ。

試練それは学校一人気者のマドンナと某アニメショップで八合わせてしまったというものだ。しかもマドンナは客ではなく店員。

このピンチをどう回避すればいいのか!困った。

マドンナは名前を鈴置絢音という。学校にいるときとは違って黒渕の大きな眼鏡をかけてはいるが間違いない。

しかし、あちらはまだ俺に気づいてないのか?表情を一つも崩さない。気づいていないなら好都合だ。目的であるBDを購入してさっさと退却しよう。

BDを片手にレジへと向かう。が、ここで事件発生。レジで手招きしながら「次のお客様こちらへどうぞ」と鈴置が読んでいる。

行かないのも不自然なのでおすおずと仕方なく鈴置のまつレジへと向かう。緊張で頭の中は真っ白だが、姿勢だけは堂々としておこう。

会計は何事もなく終わった。一安心。鈴置が「お待たせしました」と俺に袋に積めたBDを差し出す。

俺も会釈だけして受け取ろう袋に手を掛けるかその時だ。

冷たい声音が俺の耳を支配する。


「言いふらしたらどうなるか分かってるよね」


寒気が全身を襲う。まるでダイヤモンドダストを食らったような。ダイヤモンドダストなら寒気じゃすまないか。でもそれよりも不適に笑うその笑顔が怖い。


「ありがとうございました」とさっきとは違う声色に戻りる。


俺は逃げるように店をでる。

もうあの店行けねぇじゃねぇかよ。

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