厨五病「魔法少女になりたい2」
「魔法少女になりたいなぁ〜♩」
「まだ懲りてないのか。」
「いや、もっと必殺技とか敵とかと毎回戦うやつがいいな、と思って。」
「じゃあ、これなんてどうだ?
愛と勇気と友情とっ!
みんなのヒロイン!キュアユウッ!」
「いや、そんなの出来ない。」
「日曜朝8時くらいからやってたろ。
キュア〇〇的なの。」
「いや、それは魔法少女というよりか、年齢というか…
もう、そういうのにはなれないの知ってるんで…」
「じゃあ、魔法少女になりたいとか言うな。」
「第一、自分の名前を入れる人なんていないと思う。」
「……あのさ、そんなに論破しないでくれる?俺、一応ツッコミ。
だから、出来ないとかじゃなくて、やって。
俺がボケだと思われるから。」
「……なぁんだ、そういうことか?」
「早くやれ」
「愛と、勇気と、友情とっ♩
みんなのヒロ……」
「やっぱいい。みんなのヒロインではないことは確かだった。」
「ヒロインにして。」
「まず、厨二病を治して?」
「治せることが簡単にできる病気なら、こんなにこじらせない。
魔法少女になりたいとかも言わない。」
「昔の自分に聞いてこい。」
「ウィッス…」
「さらばだ。」
「どうやって聞けばいい?」
「それが分かったら、苦労はない。」
「デスヨネー」