厨一病「眼帯」
「おい、お前。大丈夫か?厨二病なんて、シャレにならないぞ?」
「誰に向かって口を聞いているんだ?そこのお前。」
「お前もお前って言うなよ。」
「私は転生したのだ。」
「じゃあ、その眼帯はなんなんだよ。」
「ほう。これは『眼帯』というのか。なんとも使いにくいものだな。」
「ほんとお前、大丈夫か?」
「転生した私は、今、『神』なのだぞ?その口の聞き方はなっていないな。
……神も堕ちたものだ。
まぁ、よい。この少女に取り憑くとしよう。今から、意識を少女に返す。」
「あ、大丈夫ですよ。戻さなくて。一生そのままでいいです。神なら、早く天界へ帰ってください!」
「……では、意識をもどs…」
「いい加減演じるのやめろ。」
「演じてなどおらん、私は神なのだよ。」
「やめろ。」
「……なんで、現実に引き戻すの!!」
「いや、厨二病が横にいると苦労するな、と思ってな。」
「私は、さっきみたいな会話を定期的にやりたい。」
「黙れ。現実見ろ。」
「あー!殴らないでください!?……現実は見れないんで。」
「その眼帯取ったら見えるようになるか?」
「……そう、そうだよ!取ったら見えるようになる、なるけど!
厨二病は、治らない。(格言)」
「脳外科行ってこい。紹介してやる。」
「大丈夫です。」