第一幕「春の香りと、冬の闇・・」
400年前・・・・
江戸時代・・・・春の京都・・
桜印の本家・・・・
「清明様・・今日も、桜が美しいですね。」
「そうだな・・・。燈媟惺・・」
私は、燈媟惺、京都の姫・・・。
清明様は、妖怪を払う陰陽師で「桜印清明」・・。
清明様はほんとうにお優しい・・・・
時は過ぎ・・冬になった・・・
京都の奥底の暗い闇の中・・・
「桜印のやつらを・・叩きのめすときが来た・・。」
「われら妖怪の時代だ・・・。」
「これからが、われらの時代だ・・・・
行くがよい・・妖怪たちよ・・・・。桜印家のものはすべて皆殺しにしろ!」
「ははー炎舞様。」
炎舞はにやりと、わらった・・・。
妖怪たちが炎舞とやらに、おじぎをし・・
京都の町へ出た・・・。
その頃、清明たちは・・・・
「清明様・・・どうするのですか・・・」
と一人の陰陽師が清明に焦りながらいった・・・。
「清明様・・・・。」
燈媟惺は清明を見つめた・・・。
「どうするんだ!!西のほうから妖怪が攻めてきてる
そうじゃないかっ!!」
もう一人の活発の口うるさい方の陰陽師は
清明に文句をいう・・。
清明なにも、言わない・・・・・
「くそっ!、どうすれば、・・・・」
その部屋にいる、陰陽師ほとんどが、手を握り締めて、
唇をかんだ・・・・。
そうすると、清明がいった・・。
「やつらを、倒す・・・。」
清明は、決心をした。
「倒すって・・分かっているのか・・清明!
相手は百鬼いるぐらいなんだぞ!!いや・・・もっといるかもしれないのに・・
何を言うんだ・・!」
「では、このまま見ていろというのかっ!」
清明のそのときの顔は、少しこわかった・・。
それに圧倒されたほかの陰陽師は清明に従うことになった・・・。
妖怪たちは、今日の夜にせめて来るらしいのだ・・・。
そして、時間は流れ、夕日がでて、向こう側の空からは
月がうすくみえてきた・・・・。
「清明様っ!」
燈媟惺が総会の部屋で一人になった清明にはなしかけた。
「危険です。おやめください・・!」
清明はなにもいわない・・・。
「清明様・・ダメです・・。」
燈媟惺は少し涙目になっていた。。
「燈媟惺・・・私はお前のために戦う・・・。
私が勝てないとおもってるのか・・・?」
清明がやっと口を開いた・・・。
「そうではありません・・。私は・・・」
「燈媟惺・・私はお前が好きだ・・・。だれよりも好きでいたいと
願っている。だから、お前、燈媟惺を守りたい・・。
好きだから・・・」
清明は燈媟惺に行った・・・・。
「清明様・・うっ・・・」
私はいきなり目がくらんだ・・。薬か何かでくちを抑えられた・・。
「清明様・・・」
「ごめんな・・・燈媟惺・・・。」