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いつか消え去るものだとしても

作者: 閂 一

小説を書くのは初めてなので下手な文章かもしれませんが、最後までお読みいただけると幸いです。

僕は今日、お父さんと山の上まで星見に来ていた。


「うわー、夜空に星がいっぱい見えるね」


僕が覗き込んだ双眼鏡には無数の星が夜空に輝いていた。


「そうだな。やっぱり星見は山の上だな、都会じゃあまり綺麗なのは見えないからな」


「うん、小さな星もちゃんと見えて星空が凄く綺麗に見える」


そうやって僕が双眼鏡から星空を眺めていると、一つ夜空から星の光が消えた。


「あれ?小さい星が一つ消えちゃった」


「ああ、星が出していた光が地球に届かなくなってしまったんだよ」


「星が無くなっちゃったの?」


「いいや、星はずっと前に無くなっててその輝きだけが残ってたんだよ」


僕は消えてしまった星があった所をじっと見つめる。


「あんな綺麗に輝いてたのに本当はずっと前に無くなっちゃってたなんて、なんだか悲しいよね」


「そうかもな、だが形あるものはいつか消え去ってしまうんだよ」


そう言われると、やっぱり悲しくなってくる。


「だがな、俺たちは星の輝きを綺麗だと思う」


「いつかは消え去ってしまうかもしれないが、それは素晴らしいことなんだと思うよ」


お父さんはそう言うと星空をずっと見上げていた。


僕もお父さんと一緒に星空を見上げ続けた。


この夜空の無数の輝きを目に焼き付けるように。

お読みいただきどうもありがとうございました。

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