表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私を陥れる様な婚約者はいりません!彼と幸せになりますから邪魔しないで下さい  作者: Karamimi


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

64/73

第64話:全ての罪を暴きます~ブラッド視点~

 “まさかラドル様が、アントアーネ様の良くない噂を流していただなんて…それにお金にものをいわせて、病気の家族がいる令息を、あんな風に使っていただなんて”


 “自分の手を汚さずに、身分の低い令息にさせるだなんて。どこまで卑怯な奴なんだ!心底見損なったぜ”


 “ここまでラドルが最低ない奴だっただなんて…それじゃあ俺たちが、今までアントアーネ嬢にしていたことは…”


 “そういえば昔、アントアーネ様が”悪い噂を流していたのはラドル様”と言っていたことがあったわ。まさかあの言葉が、本当だっただなんて“


 “よく考えてみれば、誰にでもお優しいアントアーネ様が、その様な事をする訳がないのに…それに一度もラドル様に、暴言を吐いている姿を見た事がなかったわ。私、アントアーネ様になんて事をしてしまったのかしら”


 一斉に元クラスメートたちが、騒ぎ出したのだ。


「皆様、彼の罪はまだありますよ。クラスメートの方たちなら覚えているでしょう。俺に不正をはたかせようとした事件と、俺が令嬢に襲われそうになった事件を。それも陰で操っていたのは、ラドル殿だったのですよ。どうぞお入りください」


 次にやって来たのは、ラウレス子爵令息とアイーナ嬢だ。


「ラドル殿、君は彼らとの密会を、貴族学院で行っていたね。実はね、貴族学院には防犯対策で、ありとあらゆるところに監視カメラが設置してあるのだよ。君と彼らの会話も、バッチリ映っていたよ」


 早速映像を流した。



 そこには、アイーナ嬢とラドル殿が映し出される。


 “ラドル様、本当にブラッド様が手に入るのですか?”


 “ああ、そうだよ。僕が使用人を使ってうまくブラッド殿を教室に誘導するから、後は彼を襲えばいい。彼にはあらかじめ、興奮作用のなる薬を飲ませておくから。この薬は、体も思う様に動かなくなるものだから、きっと令嬢の君でもうまく押し倒せるよ。


 君たちが愛し合っている様に見せかけているところに、アントアーネを連れてくるから。さすがに不貞行為を働くような男、アントアーネも嫌だろう“


 “こちらも既成事実を作ってしまえば、さすがにブラッド様も、私を受けれてくれますものね。分かりましたわ、お願いします”


 この映像は、アイーナ嬢も自業自得なところはあるが…現にみんな、冷めた目で映像を見ている。一応本人の許可も取ったし、問題ないだろう。


「次はこちらをご覧ください」


 画面が変わり、次はラドル殿とラウレス子爵令息が映し出された。


 “あのにっくきブラッドの机に、この紙を入れるんだ。不正をするような奴だとわかれば、アントアーネもきっと、あいつを軽蔑するだろう”


 “ですがラドル様、ブラッド様はリューズ王国の侯爵令息です。もしバレたら、ひとたまりもありません。この様な事は…”


 “君の母親、随分と体調がよくない様で、今度他国で手術をするのだよね?その費用、準備できるのかい?”


 “それは…”


 “君が断れば、母親の命はないぞ。それでもいいなら、断ればいい”


 “分かりました…引き受けます”


 肩をがっくり落とし、力ない声で答える令息。その瞬間


「ラドル、お前、さすがに最低だぞ。母親の命を盾に、その様な事をさせるだなんて!」


「本当に最低ですわ。ラウレス子爵令息が気の毒すぎます!あなたは人間の仮面をかぶった、悪魔ですわ!アントアーネ様の件も驚きでしたが、こちらも酷いですわ」


「アントアーネ様、ラウレス子息令息様、本当に申し訳ございませんでした。同じクラスメートとして、ラドル様の思惑にまんまと嵌められてしまった事、恥ずかしく思いますわ」


「私もです、お2人とも、本当に申し訳ございませんでした」


「「「「私(俺)たちもです」」」」


 ここにきて、元クラスメートたちが謝罪を始めたのだ。そんな姿を、冷ややかな表情で見つめるアントアーネ。当然と言えば当然だろう。今まで散々アントアーネを傷つけて来たのだ。


 アントアーネの言う事など耳もかさず、ただラドル殿を庇い続けてきたこいつらが、何を今さらそんな事を言っているのだか…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ