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六人の忌み子のお話  作者: untitled
1世界からの嫌われ者
10/24

Ⅷミツカラナイモノ

私達を愛して下さい。

正真正銘の

純愛を



(今回短いよゴメンね)

常になにかを探している。

何を探しているのかはさっぱり分からない。

いつものことだとブツブツ言いながらも

心の中にあるモヤが気になって仕方ないのだ。

どんな場所に行っても同じような結果になる。

最近はもう見つからないと思い

諦めかけている。

諦めない方がいいというのは分かっているのだが、

それでも、諦めたいという思いには勝てない。

誰かの命がかかっているという訳ではないのだから

アレ、ミツカラナイ



何が抜けている気がした。

別に、今の生活が幸せでは無いというわけでは無いが、

なにかぽっかり穴が空いてる気がした。

おかしいな、

何でこんなにも、

懐かしい感じがするのだろうか、、、、、

彼は、知らない方が幸せかも知れないが、思い出したいのなら、ゆっくり思い出せばいいと言った。

抜けているのは記憶なのだろう。

でも、その記憶が何かは分からない。

前世の記憶なら、ある

ただ、自分の生い立ちしか思い出せない

関わった人物は誰も分からない。

その内の、1人なのだろうか、、、、、

分からない

何も分からない

ミツカラナイ


自分の空白は埋めたものだと勘違いしていた。

やっぱり何かが抜けている。

不満?違う違う!そんなんじゃあないよ

、、、、、でも、やっぱ足りない。

誰か、忘れてる。

誰だっけか、

えっと、あれ?

僕のお母さんって誰だっけ?

あの、いつも僕を殴ったり、水をかけたりしてきた人?

違う、そんなんじゃない、

僕のお母さんは、えっと、あの、、、、

ナンダッケ?



幸せが見つかったと思った。

何かが違う気がした。

私達は愛を知らずに育ち、血の繋がっていない人から愛を貰った。

ある人は愛する人が出来て、

ある人は人に甘えることを知り

ある人は愛する人のために泣き

ある人は愛することを知った。

、、、、、ゆがみに歪んだ愛を受け取ってしまった人もいた。

私の体は、人の愛するという行為が難しい体らしい。

その為、愛情表現がいまいちよく分からない。

もしかしたら、ミツカラナイ空白はそれかも知れない

まぁ、分からないけど


「廃棄品」

その言葉だけを聞いて育った私に、見つからないものなど無いと思っていた。

でも、今もの足りないものがある事を知った。

他の魔鉱石ゴーレム(ロボット)達は、もらい手達に愛情というものを貰っていたらしい

でも、廃棄品の私にはそんなのは与えられない。

友情は知ったけど、

愛情?はワカラナイ

誰か教えてくれないかな、、、、、

まぁ、むりか


私を愛してくれた人はもういない

呪いの子だと言われ、捨てられた私を拾ってくれたあなたは

今はお星様の1つだと聞いた。

雫型の宝石が、貴男を思い出させてくれる。

あなたの蘇生には後何年かかかるようですが

あなたは、生き返っても私のことを呼んでくれますか?

2人で決めた合言葉を

また、2人で唱えてくれますか?

ほら、いっしょに

「呪いの子何処の子?

、、、、、、、、、、、、、、、

ミツカラナイモノ

イッショニサガソウ

エイキュウニ

ソウ、

エイキュウニ

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