死神って言ったって丁重なおもてなしを期待してない訳じゃない。
なかなか最近忙しく、あまり書くことができませんでした…ごめんなさい…
東海地方から日帰りで山形行ったんですよ、信じられますか?先週なのに疲れが一ミリも取れてない。
「え、えっと、あの…」
「チンタラやってっと不合格にすんぞ?」
「…死神六人、アスカ、イツキ、トウマ、ツヅリ、ミノ、ミライ!センカ殿に合格判定を頂き、典眞殿の修行を受けに参りました!ご指導ご鞭撻のほど、どうかよろしくお願いいたします!」
やっぱこういうのはツヅリが一番上手いな。すらすらとお願い文句が出てくる。俺達もツヅリに合わせてお辞儀してみる。
「…中々に猿芝居打ってくれるじゃねぇか。気に入った」
え?まじ?とりあえず入れてもらえる?
「おい、白いの。来い」
呼ばれたのはツヅリだけか。まあ、挨拶したし堂々としてたし、最初に好印象がつくのは彼女であろう。ツヅリはちょっと緊張した面持ちで前に出た。
しかし。
ドッ!という音と共に、白い三つ編みが視界から消えた。
状況理解なんてできやしない。でも、多分、蹴られてふっ飛ばされた。
嘘嘘嘘。コイツただの倫理観終了野郎じゃん。地界どころか天国行っててもおかしくねえぞ。
「【珊瑚塀】!!」
あー、うん。そうだった。
ツヅリはタフである。後ろに二枚壁を作って、一枚目はぶつかり勢いを殺すのに使い、二枚目を足場にして、スピードをつけ直す。
「【海宝崩壊】!」
大きくモーニングスターを振りかぶる。当然避けられる。その瞬間にそれを投げ捨てて、代わりにひしゃげた鎌をぶん投げて、テンマとやらの片足にそれを突き刺した。
「…ケッ」
「ケッてなんですか」
「うっせぇ!ついてこい!」
急に煽りレベルが下がった。悔しいのかな。ついてこいって、俺らも?
「ついてこねえなら不合格だっ!!!」
押忍。
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「訓練内容は単純だ。俺を倒せ」
無理ゲーで草も生えない。ヒョロガリ人間が組織幹部を倒せないように、ヒョロガリ死神も神の側近は倒せない。
「あ〜、あと、一切協力せず自分だけで倒せよ。もちろん作戦共有や弱点の教え合いもバッテンだ」
ほんと無理ゲーじゃん。
俺らね、レベルカンストとか、特殊スキルとか、そういうのじゃないんだよ?フィジギフと魔法バカは複数名いるけどさ、俺、なんもできないわけ。
「…勝ち目って、ありますか?」
「あぁ?なかったらどーしよーもネェだろ」
日本語が通じた。同じ世界を生きてた。今までの常識のなさと行動を見ていたら、そんだけで驚きだった。
しっかし聞いてるところ勝ち目なさそうで泣きそうである。
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「完全両刀とかバカなのかな?」
「多分そうなんだと思うよ…」
わらわらやってくる天界人を、ひねってはぶっ飛ばし、魔法をかます。
出雲葵と枕がいるのは、クソ両刀使い兎さん、クラウチェの訓練場だ。アミステッドとスワンチェから逃げおおせ、合格し、投げ飛ばされた。
「【満開昇火】」
「花火爆弾だ…きれいだね…」
「【深読拳・風車】」
「絶対に、ああ死にたくはないな」
天界人も地界人も、今は中堅と上位層の間あたりの幹部に当たっている者が大多数だ。
つまり、しんどくなってくるあたりである。
「さあ。次は貴女たちよ」
「「うわあああああああっ!!!」」
背後から聞こえる声。二人して飛び上がり、直後、投げ飛ばされた。
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「天国主…あ、サラさま…」
「ああ。おかえり。竒」
「ご、ごめんなさい…あの…」
「いいんだ。竒は、隣にいて欲しい」
みなまで言わずとも分かる。ビラ配りの直後にバレて叩きのめされて帰ってきたのだろうと。
(今は失敗を許して甘やかし、依存させるのが良策だ)
そんな打算でいっぱいの頭の中では、本音の寂しさが身を潜めきれずにいた。
頭ぽんぽんと呼ばれる部類の行動をし、竒の顔を見て目を細め、唇の端を吊り上げる。
「私の計画不足だ。竒には無理をさせてしまったね」
「違うんです!竒のせいです。せっかく機会をくださったのに…」
「気にすることじゃないさ。ねえ、それより、こっちに来て歌って。私は私で割と寂しかったんだ」
少女の無垢な目は、いつからそうであったのか。
死ぬことで永久を生きることになったその喉は、若々しく優しい声を出すことができた。
もしかしたら隔週になるかも…
ちなみに山形から帰った次の日に学校の音楽会でした。




