死神って言ったってたまには主人公ぶりたいときがあるし連携も一切できないって訳じゃない。
音楽会の練習をしていますが、やはり秋になると先生が暑くなりますな。
あんまりにも久しぶりで、前の話を見ては矛盾を見つけを繰り返しながら書きました。
「怒られて懲りたって手紙が届いたんばかりなんだけど…」
「フン。文字を書くのが嫌なのじゃ。文句あるか」
「まあまあ。またバレたら怒られちゃうよ?」
「バーカ!知らん!お主も一緒に怒られろ!」
なんともくっだらねえ会話をするこの女こそ、地界の超超重鎮、閻魔大王である。
「…ねえ。そっちにさ、ロボットに詳しい人いない?」
「いないに決まっておるじゃろ。…全てを工作道具としか見ることのできないサイコパスエキスパート集団ならおるが」
「白いくちばし?あそこ嫌い。怖いもん」
ラズリは、真っ青な瞳を動かし、人型のモノを見る。
等身大のお人形さんである。フランス人形とかじゃなくて、ピンクと紫のグラデ髪にウルフカットにセーラー服の、こじらせた感じの。
「…まだ、動かんのか」
「…うん」
「まずい!足音が…一旦切るのじゃ!!!」
バタバタとお片付けを始めるメリザ。どうにかこうにか、ドアが開けられる直前にぬいぐるみを元の位置に戻した。
「メリザ様!世も末です!」
「いきなりなんじゃ!」
「クソやべぇ広告です!」
「それはなんじゃ!!」
「クーデターセカンドステージ来ますよ!」
「広告の内容を申せ!!!」
「炎と空は、虹へ飲み込まれん、と!」
「なるほど世も末じゃな!!!!」
常人なら虹の意味はわかるまい。
虹色の力を手に入れた奴。メリザとラズリに匹敵する奴。これだけ言えばわかるであろう。
「天国主…やりおったか」
「今は竒と天国主以外いません。絶好の機会です。総攻撃するなら今かと」
「否。天界でも地界でも、己を必死に磨く者たちがおる。今の頑張りを踏みにじっての戦は良くない」
「しかし…」
「天界の訓練に新米たちを推薦しようと言ってきたのは、そなたではないか。色里よ」
「ですが!今は、一大事なのです!個より全体を優先し、もう一度、訓練の中止をおすすめいたします」
「あー、もーいい。わらわが、めんどいのが嫌いなのじゃ。分かったらさっさと紅茶を淹れてくれ」
ちゃんとした服のまま、ぼすんとベッドに倒れ込むメリザ。
色里は片手で頭を抱えてポットを取りに行った。
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「オルァ!○ねえええええええっ!!」
「やめてえっ!」
「【スカイブルー・シャイニー】!!!」
「目がぁっ!目があっ!うわぁぁぁっ!」
「【影転移】」
「来ないでよっ!!!!!」
「【金剛結界】っ!」
「馬鹿馬鹿馬鹿!」
一見こちらが押している。ミノが圧倒的遊撃で翻弄し、ミライが某映画の展開を起こし、俺とイツキが鎌を振り回し、降ってきた毒と槍の雨はアスカが止める。
…使わないとか最初に言ってたくせに、毒はこれで六回目だ。
「【海宝崩壊】ッ!!!」
轟音が鳴り響く。ツヅリの最速最重の攻撃だ。
でも今の、絶対体に当たる音じゃなかった。
「盾、間に合った…」
アスカは魔力節約のため、俺たちの頭上にのみバリアを張っていた。それが、裏目に出た。
センカは、ドサクサに紛れて自分の前に小さい盾の雨を降らせ、壁を作ったのだ。
「あ…」
ツヅリがぎゅっと握った鎌の、その刃は、ひしゃげていた。
あたりに気まずい雰囲気が流れる。震えながらうつむく少女に、雨の鬼もちょっと申し訳なさそうな顔をした。丁度センカの背後にいるから、ツヅリの【名演技】がよく見える。
今だ。
しゅるっと紐を奪った。
「は?」
「ガチナイス!」
「このチャンス逃したらぶち殺すトコだったぞ〜?このこのぉ!」
「…良い不意打ちだった」
「ふぃ〜…上手くいったね!」
「気配消すの、想像の数段上手かったわよ」
そう、俺達はこの不意打ち紐奪取に賭けていた。
全力攻撃しても敵わなかったと見せかけて…実際、全力攻撃して、防がれて。そんで、油断を突いて紐だけセコく奪うのだ。
「………………」
「あ、あの…ごめんなさい。なんか、騙すような真似を…」
「い、いい、いいよ。ぜんぜん…へいき、だから。合格…。えーと、ろ、六人かな?」
こうして、かなりセコくはあったが、俺たちは合格し、次のステージへと進んだのだ。
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「ヤニ足りてねぇ時に来んな」
「」
初対面で既にヤニ臭えのにまだ吸い足りないんか。
俺達を待ち構えていたのは、明らか不良な兄ちゃんだった。
ちょっと短くなってしまいました。すみません。
毎日ドタバタエブリデイを過ごしてます。皆さんもマスカットと梨を食べて秋のドタバタエブリデイを過ごしてみてくださいね。




