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彼は友達、此奴は下僕~ゴブリンと人間の最強タッグ~  作者: ピッグハット
王都騒乱徹底抗戦 ~もちろん俺らは抵抗するで、ゴブリンで編 ~
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20話 ルトとシス(2)

最近思うことは、なんかタイトル詐欺してるな~って感じてます

ゴブリン出てこねぇじゃん!って書きながら思ってます。


ごめんあそばせ


双子は歌うだがこの状況を見て考察も行っていた

(なにかしようと考えてるのかな?まぁ近づく算段だろうけど無理だよね~)

(この炎を超えるのは死を意味するわ、だって私たちに近づくほど熱を増すんですもの)

(それに気が付けるのは近づいた後かもしれないかもね)

双子はほくそ笑む、だが歌は止まらずルトとシスに襲い掛かる。


ルトは襲い掛かってくる炎を避けるとその場にしゃがみこんだ

「シス!!お願い!」

「任せて!」

シスは魔力を普段より多く使用し水の魔法を唱えた

現れた大量の水は炎へと降り注ぐが炎の勢いはあまり変わらない

(そんなのでどうにかなると思ったの?馬鹿だな~)

(違う・・・これは!)

蒸発した水の水蒸気で一瞬視界が遮られたことに気付いたリリーだったが、水蒸気の先にはシスだけがおりルトの姿は無かった

(どこ?!)

焦るリリーに自分たちの真上が少し陰ったことに気付くキッド

(上か!)

見上げると日の陰ではっきりとは見えないが剣を振り上げた姿のルトが居た

少し遅れてリリーも見上げる

(・・・少し焦ったけど、所詮はこの程度しか考えつかないでしょ)

(真上からの奇襲なら気付かないと?舐めるなって言っただろ)

((死ね!!))

炎は双子の意思に答え真上へと延びる


炎に飲まれるルトの姿を呆然と見つめるシス

しかし、少し口元が吊り上がる

「子供は単純」



「はぁ!!!!!」

いきなり聞こえた真横からの雄たけび

驚き視線を横に向けると此方へ駆け出すルトの姿があった

(なっ!!じゃあこれは!)

見上げたリリーとキッドの上で熱で焼かれボロボロと崩れ始めた土人形に驚愕の表情を浮かべる

(あのエルフ土魔法まで!!!!)

(僕たちを騙してっ!!!)

しかし、悔やんでいる暇もないもうそこまでルトは来ている

歌を途切れさせることはしない、それに・・・

(あいつは知らない・・・私たちの近くの熱の方が高く逃げ場が無い事に)

(さぁ突っ込んで来い、それでお前は終わりだ)

少しの焦りを見せたものの、自分たちの勝利は変わらないことに笑みが零れる

しかし

「ここだぁ!!!」

ルトは自分たちの目の前に来るのではなく、その随分手前で剣を振り上げた

((なにを―――))

双子が考えた瞬間、ルトは剣を地面に振り下ろした





すると、ルトを中心に大規模で地面が爆ぜた

大地は砕け地面から岩が反りあがる

目の前で起きた爆発に双子は逃げようとするが、隆起した岩などに阻まれ衝撃をモロにうけ吹き飛とび

「ガァッ!!」

「グッ!!」

近くの民家の壁に激しく叩きつけられ、うめき声をあげ伏した



シスは爆発のタイミングで逃げていたが、爆心地に居たルトは

「痛った~!覚悟はしてたけどきついわ~」

傷こそあるが、無事であった


「お疲れ様、ルト」

「シスもありがと!魔力多めに使わせちゃったね」

「大丈夫、ルトならやってくれるって信じてた」

見つめ合う2人はクスっと笑うと、歩いて近づき



「「お疲れ」」



その声とハイタッチの音がその場に響いた。











「あぁ・・・まだだよ」

「えぇ・・・まだよ」

か細い声が聞こえた

振り返ると、伏したまま双子が今にも消えそうな声で喋っている

「僕達は」

「私達は」

「「まだ負けていない!!」」

その瞬間、黒い光が発せられ双子を包んだ

それはまるで繭の様でドクンドクンと脈を打つように動く

シスとルトが呆然とそれを見ていると、繭の動きが止まりそれはまるで、泥のように溶け

中から一人の人間・・・いや、人間と呼べるのであろうか

額からは触角の様な物が二本生え、バサッと背中に生えた大きな蝶を連想させる羽が羽ばたく

体は全体的に黒く、背は先ほどの子どものモノではなく大人のものだ

顔のみが先ほどの双子の印象をとどめる

「ん~・・・晴れやかだ・・・」

ソレは軽く伸びをすると、不敵に笑いこちらを見た



「さぁ第2ラウンドの始まりだぜ」




●補足情報●

この双子サブジョブが【歌い手】というジョブで、これは歌っている間魔力の量を増やすことが出来るというものです。なので二人で歌うことでその力をさらに伸ばしていました。ですがまだ子供であるため、二人でやっとその力を最大限引き出せるということになっていました。




読んでいただき光栄です、ありがとうございます!ほんとにうれしいんです!

結構めちゃくちゃな話ですが、見捨てないでくださいね・・・



これどうなの?って思うことなどがあったら言っていただければ後付けで設定考えます!

すでに決まっているモノもありますが、ほとんどノリで書いてる部分なので、ご承知ください。



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