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彼は友達、此奴は下僕~ゴブリンと人間の最強タッグ~  作者: ピッグハット
始まりはここから
2/25

1話 運命が動き出した日(厄日)

一話目投稿ですが、描きながら国語苦手だったなとしみじみ思いつつ書いていました。

初めまして俺の名前はオージャーって言います!

血気盛ん16歳です!


いまちょっと心が壊れそうになっています・・・


ちょっと前のこと・・・


「ここが王都…やっと来れた…ここで俺は冒険者になって、有名になって、モテてモテまくる人生を送るんだぁ!」

浮足立つ気持ちをそのままに俺は冒険者ギルドへと向かった。

ギルドの中は想像していた通りにイカツイ連中がゴロゴロといた

(確か昔読んだ冒険譚ではここでゴロツキに絡まれてそれを隠された力かなんかでぶっとばすんだよなぁ)

などとクソみたいな妄想に浸っていると

「おい」

声を掛けられた。

声の方を振り向くと、私人〇しました~♪と言わんばかりの顔にいくつも傷があるスキンヘッドの男が立っていた。

俺は男を見て


「おい、声を掛ける奴は選べよ?怪我した後の後悔はつらいぜ?」




っと決めようとするが

俺は小心者!そんなことが出来るはずもなく…

「あ、はい…え、なんですか?」

とやや目線をそらしつ答える。


男は俺を見ながら

「新人か?若いな…受け付けは奥の左だ、そこでジョブの適性確認もしてくれる。

いいジョブだといいな!ご武運をってな!ルーキー(新人)!」

笑顔で軽く背中をポンと押され俺は



(ポッ・・・いい人・・・)

俺が恋愛も知らず頼る人もいない女性なら落ちてたねこれは!……よく考えたら女性以外の要素は今の俺に該当するわ。

おっと涙が…



こぼれそうになった説明のつけがたい涙を我慢した俺はアニキ(そう思うことにした)のいう通りに受付へとやってきた。

「あら、いらっしゃい♪新人くんかな?ようこそ冒険者ギルドへ」

そういって俺を出迎えてくれたのは黒髪でフリルのついたエプロンのような受付嬢の服を着た







顎髭のたくましい男であった。



「私ゴライアスっていうの♪新人君のお名前は?」

「オージャー…です…冒険者の登録に…来まし…た…」

さっきこぼれそうになった涙がさらに勢いを増して出てきそうになるのを必死でこらえていると


「あれ?どしたの?緊張してる?大丈夫!とって食べたりしないから♪」

やめて!想像してた結末に新たなバットエンドの可能性を増やさないで!

っと思いつつ俺は冒険者登録を涙をこらえながら始めた。


「オージャー君って言うのね♪歳は…若いね!どうして冒険者に?」

「えっと…冒険にあこがれて…俺もなってみたいな~って…へへ」

それとなく理由を話した俺に

「いいねいいね!夢見る若者!嫌いじゃないよ♪」

と笑うゴライアスさん

いい加減この状況にも慣れつつあるな~と思っていると

「次はジョブの適正確認だね!」

そう言うとゴライアスさんは白い板の様なものを取り出した。

「このジョブチェッカーの上に手を置いて!そうしたらオージャー君の適正があるジョブがわかるよ♪」


きた!これが一番大事なところだ!

ジョブとは冒険者のスタイルを決めるのに大きくかかわってくる。メインジョブとサブジョブの二つが分かりこれを参考に武器などを選ぶのだ…まぁ中にはそんなのにとらわれない人もいたりはするのだが…

それは置いといて!いくぜ!

来い!強い攻撃系ジョブ!


ジョブチェッカーに手を置きものの数秒で文字がジョブチェッカーに浮き上がった。

そこに書いてあったのは



【オージャー】


【メイン:ゴブリンテイマー(1)】

【サブ :防壁士】


・・・?

なにこれ?防壁士はわかる。これは自分の魔力を媒体に盾を出すことが出来るジョブだ。

行ってしまえば盾しか出せない外れジョブ……

クレセイダーやウォーリアなど盾をしながら戦えるジョブの下位である。

そしてこのメイン

「ゴブリンテイマー…なんですこれ?」

俺がゴライアスさんに聞くと

「あぁ~このジョブなんだけど…ざっくり言うとテイマーね!ゴブリン専用の!」

うん、そんな気がしてた…っく、今日は泣きそうになることが多い日だ、目が熱くなってくる!我慢だ!男は涙を人前で流すもんじゃないって隣の家に住んでたじいちゃんがいってた!

まぁ、お酒隠してたのばあちゃんにばれて泣きながら謝ってたけど・・・


そんなことはいい!でもこれも使いよう!

「で、でも、ゴブリンって統率が取れる魔物ですよね!・・・いっぱいテイム出来ればそれなりに戦えるんじゃ!」

俺がゴライアスさんにそう言うと

「いや~確かにそうなんだけどぉ…このジョブの横に(1)って書いてあるじゃない?」

確かによく見ると書いてある・・・あ、ちょっと止まって嫌な予感が!

「この数字はオージャー君がテイムできる限界を表してるの…そしてこの数は増えることはないわ」

脳が理解するのと同時に答えを突き付けられた俺は


その目に溜まっていた我慢の限界を解放した。


読んでいただきありがとうございます。

スローペースですが頑張っていきたいと思っています


感想はモチベに繋がりそうなので、辛辣なお言葉も含めお願いします。

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