新型コロナワクチン有効率90%のからくり 一回目接種の2週間まではワクチンの効果がないどころか感染しやすい?
さて、英イーストアングリア大学医学部のPaul Hunter氏らが、接種の進むイスラエルのデータを検討した結果、このワクチンでは”1回目の接種から21日後の時点で約90%の有効率が得られた”というお話ですね。
90%も有効率があるならいいんじゃないか? と思うわけですがここには少しからくりがあります。
イスラエルの新型コロナワクチン接種に関する一次データを用いて、単回接種後に、1日ごとの罹患率と接種後13〜24日目における有効性を推定したところ、新型コロナへの罹患率は、8日目までに約2倍に増加した後、減少に転じ、21日目まで減少し続けた後、極めて低水準で推移するとのことですね。
そしてワクチンの有効率は、接種後14日目までほぼゼロで、それ以降は徐々に上がり、21日目までに91%に達し、その後はその水準で横ばいだそうです。
つまりワクチンを接種しても8日間はむしろ感染・発症の可能性が上がり、2週間ほどは効果がない可能性が高いということですね。
これについては8日目までの罹患率上昇の理由をHunter氏らは、「1回目の接種を終えた安心感で感染予防対策が甘くなったせいかもしれない」と推定しているそうですが、具体的にどうだったかはわからないのですね。
あと現状ワクチン効果は半年から8か月ほどしか続かないと予測もされています。
医療関係者でワクチンを打っても新型コロナに感染・発症した場合はワクチンの効果が出る前に新型コロナの患者と接触したとかかもしれません。
なお英アストラゼネカ、コロナワクチン効果は76% 米のジョンソン・エンド・ジョンソン社のワクチンは有効率66%だそうですね。
こういうデータはもっとちゃんと大々的に伝えた方がいいと思うんですけど。
あ、ちなみにインフルエンザワクチンも効果が出るには2週間かかるので予防接種は流行前に受けましょうw