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錬金術師と人外さん  作者: 菖蒲
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7話 錬金術の道具ゲット

「言葉は私の世界と同じなのね」

「そうだよー、魔法とかは古代語のリガル文字を使わなきゃだけどねー」

「錬金術も?」

「そうそう」

どうやら古代語というものを使えるようにならなきゃいけないらしい。さっき書いていたのは古代語らしい。まぁ、それはのちのち考えよう。

莉朝とヴェールは古本屋に入って行った。


リンリンリン

入ったら音が鳴った。ここにもそんな文化があったんだ。感心していると店の奥から店主らしき若い女性が出てきた。

「いらっしゃい、おお珍しいね。妖精の契約者じゃないか」

妖精の契約者?首を傾げているとヴェールが説明してくれた。私がヴェールに名前を付けたことで契約が成立したらしい。ふーんと感心していると店主らしき女性は急に喋り出した。

「あぁ、私はキャティス。キャティス・ウィーガ。なんで妖精が見えるのか?それは私が魔女だからだよ。こう見えてもまぁまぁ歳とってるよ。まぁ、よろしく!」

なにも聞いていないのに自己紹介を始めた。名前を言われてはこちらも自己紹介をしなければならないと感じる。

「河尉莉朝、錬金術師ですよろしくお願いします」

「リアあんたもしかして異世界から来たのかい?大丈夫大丈夫よく異世界から流れてくるから」

「えっと、どういうことですか?」

「ここの人間は異世界に行ける渡り人が沢山いるんだ。その影響で時空が緩んでるのか分からないが異世界人はよくこの世界に流れ着くんだよ」

そういうことらしい。じゃあよくあるラノベみたいに聖女様とか言われて囲われることはないのか、安心した。


キャティスさんにこの世界のことを詳しく教えて貰った。

この世界は妖精や精霊などがおり魔法ももちろんある。しかも、魔物も存在して冒険者やギルドも存在するらしい。


私の出自を話すとめちゃくちゃ同情してくれた。

「錬金術の本安くしといてあげるよ」

なんてことまで言ってくれた。でも、お金は持ってないからリヒトフラワーを代金として渡すと言うと、いいよいいよと了承してくれた。


錬金術師に必要な本や道具を受け取った。

「なにか必要な時はご贔屓に。何かあったら頼っていいからね」

という言葉も貰った。とてもいい人だった。

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