11話 獣人のお宿
『リド』と『レバ』で出し入れすることが出来る亜空間?バッグをゲットした!
RPGゲームには無限に入るバッグは必需品だよね!
・・・てか、明日なんだよね?泊まるところいるじゃん!あかん、もう自分が馬鹿すぎて笑えてくる。
どうしよう。
宿空いてるか聞いてみるか。
全部満室で「どんな部屋でいいんで!」って言ったら「子羊(私?)を狼(男の人?)の群れの中に置いておけない!」とか、「危ないから他を探しな」とか言われた。で、最後の宿屋。
「すみませーん!」
外見は他の宿屋とはあまり変わらないけど、中に入るとほかの宿屋よりも人がいなかった。
でも、この宿なら泊まれそうだ。
ロビーの受付に向かう。ここでもロビーというのだろうか。
受け付けにはガリガリと言うほどではないが、痩せた40代の女性が立っていた。
ん?よく見ると女性にはあるはずの耳がなく少し上の方に斜めについている、小さい耳があった。獣人だろう。
これで、合点がいった。共存は一応しているが、普通の人間は獣人などのひととは違うところを持つ人たちを見下し恐れ嫌っている。差別というレベルで嫌っているとキャティスさんから聞いた。
ここはほかの街よりも獣人やエルフなどを人達、人外と呼ばれる人達を嫌っている人が多いのだと。
別に私は獣人嫌いじゃないし。むしろもふもふは正義だと思う。ちょっと耳とかがあるだけじゃなく動物が人型になった感じのも大好き。
「すみません!一日泊まりたいんですが」
「あっ、はい宿泊ですね。えっ、」
ぼうっとしていた女性は私の顔を見るなり驚いた顔をした。私が普通の人間だからだろう。
「はっ、すみません!鍵をどうぞ。ここは後払いですので支払いは出る時にお願いします」
「分かりました」
さすが客商売コンマ5秒くらいで復活し、鍵をくれた。
更新が遅れてすみません!
用事があって更新出来なかったです(´・ ・`)