第八話「死の天獄」
ーーローマリナ城「廊下」ーー
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・」
「こんな・・・ことが・・ありえるのかよ!」
リュウは必死になって走り続けてリーカの所まで行こうとした。
ーーローマリナ城「食堂」ーー
「この先にある部屋にいるはずだ・・」
食堂の奥にある部屋にリーカを隠れるように指示した。
ここなら万が一リムリに負けて全滅してもリーカだけでも
救えるとリュウが考えたからだ。
「・・・・・・」
「(物音一つもない・・・嫌な予感しかないな・・)」
リュウは恐る恐るリーカのいる部屋に近づくこうとした。その時
何か足で蹴ってしまった。リュウは気になり見ようとした・・・
「何だ・・・・ん!?・・・・あぁぁぁ!!」
そこにはメイドの死体があった、リュウは思わず転んでしまった。
「はぁ・・はぁ・・・・・あ・・」
リュウは天井をふと見ると暗いが誰かぶら下げられて死んでいる
人がいる・・
「あれは・・・・あ・・・ああ・・・ああ・・」
リュウは息ができない程に声を荒げていた。
よく見るとそこには・・
「リーカ・・・またかよ・・・何なんだよ・・・この世界はよ」
ーー「ローマリナ城「廊下」」ーー
「リュウ?ねぇ・・どうしたの?」
「え?・・」
何回もループするこの世界でリュウは精神的に
不安定だった。
「同じ・・・時間を駆け巡るのは・・楽なもんでもないな」
「は?」
リーカはリュウの言ったことに不思議に思った。
「で?どうするの?」
「え?」
「協力するから作戦でも教えてちょうだいよ!」
「あ・・あー」
「とぼけないでよね!」
リーカは少し怒っていた。
「(前と同じ作戦は・・ん?)」
その時一つの策を思いついた。
「(ダウラとカルマ二人で戦えば・・・いけるんじゃないか)」
「どうするの?」
「ダウラとカルマに協力してもらう」
「え?兄さん達に?」
「あー」
「てか、ダウラ兄さんのこと知ってたんだね」
「ま、まぁな」
リュウは前と同じようにダウラとカルマに協力するように頼んだ。
でもやはり同じ結果だった、カルマは協力してくれてダウラには
断られた。
ーーローマリナ城「玉座」ーー
「だよな・・」
「ごめんね!兄さん、あまり最近良くなくて・・・騎士団の
リーダーだけどね・・その、あまり周りからは良くないって思わ
れているの・・・」
「そうか・・」
やはり前と同じ回答だ。ループはまるでコピーされたかのような
世界だとリュウは思っていた。
「ちょっとダウラの部屋に案内してくれないか?」
「え?どうして?」
「気になってな」
「うーん・・いいけど、入ることはできないよ?」
「いい・・それでも」
「分かった」
リーカはリュウにダウラの部屋まで案内した。ダウラの部屋には誰も
いなかった。リュウは誰もいないことを確認したらダウラ部屋に入った。
「ちょっと!!」
「少しだけさ」
「でもばれたら・・」
リーカが戸惑っているのを無視して入っていった。リーカはそれを見て
慌てて中に入った。
「本当にばれても知らないからねぇ!」
「・・・・」
「ちょっと!?聞いてる?」
「分かった、分かった・・ここか?」
リュウは聞き流すかのような喋り方で返事した。リーカはそれに対して
怒った。
「無いか・・」
「・・・・ねぇ?さっきから何探してるの?」
「ダウラとカルマに共通の何かあると思って・・」
「共通点?」
「まぁーそんな所だ」
「共通点ねぇ・・・あ」
「ん?」
「確かあったよ」
「本当か!?」
リュウはリーカの両肩をつかんで言った。リーカは少し顔を赤くして
言った。
「そ・・その・・確かペンダント・・」
「え?」
「ペンダント!!」
リーカはリュウから離れようと手で払った。リュウはその反動で後ろ
に少し下がった。
「悪い悪い!で?ペンダントはいつも身に着けてるのか?」
「いや、確か前にダウラ兄さんがペンダントをなくして・・それっきり」
「そうか・・」
リュウはリーカの話を聞いてペンダントを探すことにした。すると・・
「お前ら?何してるんだ!?」
後ろから殺気のオーラがあふれ出てるような雰囲気が後ろから感じて直ぐ
に振り向くとそこにはダウラがいた。
「何してんだ?」
「あ・・」
「だから言ったのに・・」
後ろの方でリーカがぶつぶつと何か言っていたがリュウには聞こえてなかった。
「とにかく・・・出ていけぇ!!」
怒鳴り散らすような声でリュウとリーカは追い出された。
「ど・・・どうする?」
「・・・・まずいなこれは・・」
とにかくダウラのペンダントが気になりカルマの所に行って
一先ず聞いてみた。
ーーローマリナ城「カルマの部屋」ーー
「ペンダントね・・」
「何か情報とか・・・」
「すまないが・・ペンダントのことは話さないでくれ」
「え?」
「兄さん・・それって」
「言うな・・」
リーカが割り込むように口を開き言ったがカルマは静かに言った。
「もう用はないだろ?・・・では」
そう言ってカルマは部屋から出ていった。
「なぁ・・何かあるのか?」
「う、うん・・」
少し戸惑っているリーカを見てリュウは何も言わなくなった。
「・・・・」
そのままリュウは部屋を出て廊下の方に行った。リーカも一緒に
ついっていった。
ーーローマリナ城「廊下」ーー
「どうするの?」
「とにかく他の方法を探す」
「他とは?」
「今考えてる・・」
「あ!」
「どうした?」
「案内してて忘れてた!今日友達と会う予定だったの!」
「友達?」
「すっかり忘れてたわ!」
「(リーカの友達か・・前の世界ではそんなこと忘れてたって事か・・)」
「ちょっと待ってね!」
リーカはそう言うと、廊下に置いてあった電話を見つけてリーカの友達に
電話をしようとしていた。
「あ、私だけど・・」
リーカが電話をしてる時にリュウは色々と考えていた。
「(どのようにしてペンダントを見つけるかだ・・誰に聞く?考えて
出てきそうなのは・・)」
リュウが考えている内にリーカが電話を終えて戻ってきた。
「ねぇ?」
「え?」
「さっき友達と話してたんだけどさ、ダウラ兄さんとカルマ兄さんの事
詳しい人がいるのよ」
「え?普通一番詳しいのリーカじゃないのか?」
「まぁそうなんだけどさ、良く兄さん達は外に行くから小さい頃もあんまり
遊んでもらえなかったから・・・外にいることが多いからもしかしたら
ダウラ兄さんのペンダントのこと知ってるかも・・・聞いてみる?」
「そうだな・・聞くだけきこう」
「分かった!じゃあ行こ!」
「え?今から?」
リーカがいきなり手をつかんでリュウを連れて行った。
リュウはそのままリーカが行く場所に連れていかれた。
ーーローマリナ城「正門」ーー
「電話で聞いた通りね・・」
「あれがリーカ様の・・・・恋人?」
「まぁ・・この私にかかれば・・簡単に解決してあげるわ!」
「張り切り過ぎないでね?」
「うるさいわよ!!」
何やら正門の方で二人のお嬢様の格好をしている人がいた。
彼女達は薄っすらと微笑んでいた・・・
一ヶ月ぶりの投稿ですね。お待たせいたしました!!最近本格的に忙しくて疲れてきました・・
10月には休めるので・・・それまでの辛抱ですね・・はは・・はは・・・はぁー




