第四話「光の剣士と夜の殺人鬼」
ーー「ローマリナ城「永亭の庭」」ーー
「あぁぁぁぁ!!」
「ど!どうしたの!」
また戻ってきた。リーカがビビッて少し距離を置いていた。
「・・・・すまない」
「まぁ・・いいけど、それより行くよ」
「え?」
「さっきの話聞いてた?兄さんに言われて城を案内しなきゃいけないのよ!」
「あぁー・・分かった」
「(またこの時が来た。何回もやって無駄なのか・・あいつの倒せる方法が
分からない)」
悩みながらもリーカの後について行った。リュウはリムリの事で頭がいっぱい
だった。またやられる・・いやリーカが死んでしまうのをまた見なくては
ならない恐怖がリュウにはあった。
ーーローマリナ城「廊下」ーー
「この・・どうすれば・・」
「さっきから何ぶつぶつ言ってるの?」
「(あいつを倒すんじゃなくてリーカを今日一日守れば・・)」
「なぁ!リーカ!」
「え?何?」
リュウはリーカの肩を掴んで話した。
「今日の一日だけお前のそばにいさせてくれ!」
「え・・・はぁーーー?」
「何言ってるの?バカじゃない!」
「一日だけだ!いきなりで良く分かんないけど一日でいいんだ!」
「はぁー私の身に何かあるっての?」
「そ・・それは・・」
「万が一敵とかがここに来ても大丈夫なように私には守ってくれる
護衛がいるわ」
リーカはそう言うと庭の端っこらへんに俺を連れて来た。そこは
ガゼボがあり花がたくさん咲いていた。そこに一人の男が剣の素振りを
していた。
「クウ!」
「ん?あ、これはリーカお嬢様!」
「紹介するね!こちら私の執事であり護衛でもあるクウよ!」
「初めまして、ここで執事をしてるクウです、よろしくお願いします」
「初めまして!リュウです!!」
リュウは勢い良く挨拶をした。リュウはしばらくクウを見ていると
クウが俺の方を見てきた。
「あのー・・どこかで会いました?」
「え?・・いやーないですね。あははは」
「そうですか」
「(クウ・・・お前もここにいたな・・・そう言えば・・・ん?クウに
言えば何とかなんるんじゃ!)」
「さ!行こう!」
「ちょっと・・クウに用があって・・ね?」
「え?僕に?」
「いいからーいいからー」
リュウはクウの肩をつかんでリーカの離れた場所に行った。
「ちょーと頼みというか・・話があるんだよー」
「で?要件とは?」
「リーカが夜に一人ででっかに行こうとしてるのだよ」
「え?どこかに!」
クウが大きな声を出したから慌ててリュウがクウの口を塞いだ。
「ちょっと!」
「んーーー!!・・はぁ・・はぁー・・はぁー」
「あまり大きな声で言わないでくれ!」
「わ・・・悪かった」
「それでさ!リーカの事を今日だけ護衛を強化してほしいのだ」
「そ、それはまぁいいとして・・・リーカお嬢様と
どのような関係で?」
「うーん・・そうだなー・・・・リーカは俺にとって大切な人だ・・ただ
それだけさ」
「そうか・・ならいいさ」
クウはリーカの方に向かい始めた。リュウもクウについていった。この運命を
変えれるのは協力が必要だと、リュウはそう思った。
ーーローマリナ城 夜「部屋」ーー
あれからクウとリーカと共に城の中を案内してもらいつつリュウは
リムリとの対決をまった。ついに夜が来た。奴との対決で最も優先すべき事
それは、リーカを守ることだ。
「(ついに来てしまったか・・この夜を後何度見れば終わるんだ・・)」
リュウは部屋でしばらく待機してると廊下から前と同様に音がした。今度は
あえて除かず部屋で待っていた。
「(クウはリーカと一緒にいる・・安全だけど俺の方がやばいな)」
音がだんだんと近ついて来た。そのことだけが今わかる・・リュウは部屋の
扉の前まで行き、そこで待機してた。
「(扉を開けないと入れない・・いや?能力は確かTP!)」
リュウは振り返り部屋を見渡した。だが誰もいなかった。その時廊下からしてた
足音が聞こえなくなっていた。
「な!聞こえない・・どこだ・・」
「ここだよ~!」
リュウは声がした方を見た。なんと天井にしがみついていたリムリがいた。
リムリはリュウを見ると警戒したかのように距離をとった。
「君~?私の能力を知ってるような気がするけど気のせいかなー?」
「もし知ってたら?」
「・・・・確実に始末する・・私は今まで能力を見破られたことがないの!」
「・・・・」
「だって私の能力を知った者は全員!」
「!!」
「殺してるんだよーーーーーー!!!」
リムリが飛びつくようにリュウの方に向かってきた。リュウは地面を転がり
攻撃をかわした。
「中々やるねー私の攻撃を避けるとは・・・」
「(今の俺じゃあこいつは無理・・だだリーカに近づけてはならない・・
どうすればいいのか)」
「でもーそろそろ殺すねー?時間もあまりかけたくないのよーもうすぐここに
あの子たちが来るからねー」
「ん?あの子達?」
「そう!私の部下であり暗殺者でもあるのよ!とっても頼りになるから
使ってるのよ」
「(本気でまずいな・・リーカ・・の兄さんなら何とか・・ってリーカの兄さんを
探す時間があるのか・・まずいぞ!)」
本気で焦ってきた。リュウはリムリの攻撃をかわしつつ助けを呼ばないといけない
だが、それまでにリュウはリムリにやられるかもしれない。リュウは自分が
弱い事でやられてしまうのではないかと言う恐怖があった。
「黙ってないでー、何か言いなさいよー・・・言わないならもう殺すね!」
「どのみちお前を倒すんだから今ここでやるしか!」
「私と戦うの?見るからに弱そうだけど!」
「だがやるしかねぇ!!」
リュウはリムリに向かって走っていった。リムリはニヤリと笑ってリュウの
足を軽々と切断した。リュウの左足が吹っ飛んだ。
「あ・・ぁぁぁぁあ!!」
「おっと!ミスったなー右足が残ってしまった・・ごめんねー・・あははは!!」
リュウは左手を抑えながら痛みに耐えた。そして這いつくばりながら必死に
部屋から出ようとした。
「どーこーいーくーのーー?」
「・・・・」
「答えなさいよ!!!!」
リムリはリュウの背中に槍を突き刺した。リュウはまたもや叫んだ。涙を
流しながらも必死になって部屋から出ようとした。
「早く!ねぇ!早く!!ねぇ!!」
リムリはリュウに刺さってる槍を引っこ抜かずにリュウの背中に食い込むように
どんどんと力を込めてぐいぐいと刺した。
「あ・・・あ・・・り・・か」
「あれ?死んだ?・・あちゃー・・でも君が悪いんだからね!・・ん?」
リムリは部屋の扉の方を見た。そこにはリーカとクウがいた。死んだリュウを見て
状況が分かったらしい。クウはリーカを離れさせてクウとリムリの一対一の
対決になった。
「貴方・・もしかしてここの執事?さっきいたのは姫様かな?」
「リーカお嬢様を守れという使命・・・いま良く分かった・・リュウよ」
「執事君には悪いがねー殺させてもらうよ」
「それができるならやってみろ!俺の光の剣でお前を確実に殺す!」
「私を倒せるのかー・・楽しませてね!あははは!!」
ーーローマリナ城 夜「部屋」ーー
「う・・・う・・また生き返ったのはいいが・・いてて、この最初に来る痛みは
どうにかならんのかなー・・って!」
リュウは生き返り、当たりを見回すと、クウとリムリがお互い息切れしてた。
リムリは多少の傷を負っているがクウは傷だらけだった。
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・」
「ど・・どうしたのかなー?もう終わりそうかなー?」
「はぁ・・はぁ・・まだだ・・まだ終わらない!リュウ!リーカお嬢様を頼む!」
「・・・分かった!」
リュウはリーカの手を引っ張り急いでその場を離れた。
「遺言はないかな?」
「遺言は言わない・・お前を殺すからな!」
ーーローマリナ城「廊下」ーー
「はぁ・・はぁ」
「ちょっと休憩さ・・せて」
「ああ・・ここまでこれば大丈夫だろ」
俺とリーカは少し休憩をとった。お互いもうすでに限界だった。
「しかしクウは大丈夫だろうか・・」
「心配ないわ!私が見込んだ執事だから!」
「そうか」
しばらくして大分疲れがなくなってきた。リュウは立ち上がりリーカと一緒に
リーカの兄さんの所まで行って助けを呼ばないと。
「(いくらクウが強いからって万が一クウがやられれば・・こんな事考えたく
ないがクウがあの暗殺者に負ける可能性だって・・)」
「ん!誰か来るよ!」
「誰だ・・」
足音が聞こえてくる。そして俺たちの前に現れたのはボロボロのクウだった。
「・・・倒したぞ」
「やったのね!!」
「良くやったぞ・・・・クウ?」
「・・・・・・ぐはぁ!!」
クウが血を吐き倒れた。クウが倒れると後ろに誰かがいた。そいつは3人組で
短剣を両手に装備してた小さな子供だった・・・そう・・奴らだった。
お待たせしました!第四話です!クウが登場!だが今回の敵はかなり強い!どうなるのかが気になりますが
そこは次のお話で!ではまた!!




