第三話「残酷な笑顔」
ーーローマリナ城 夜「部屋」ーー
「あのね・・・この世界って簡単なんだね」
「な・・何がだよ」
リュウは息を飲む、目の前には今にも人を殺しそうな奴がいるのだから
「え?・・それはねー」
「・・・・」
汗が出てきて垂れて地面に落ちる・・その瞬間がその時間がとても長いようで
短いような感じさえした。
「運命を変えることだよ!!!」
女の子はいきなり槍で攻撃を仕掛けてきた。リュウはとっさに身をかわした。
「あははは!!」
「お前!」
「私は貴方を殺しに来たの・・・」
「俺を殺す?そうか・・・ならやってみろ!何度でも立ち上がってやるさ!」
「立ち上がれないようにしてあげるよ!さぁ!楽しみましょ!!」
女の子は次々に攻撃をやってくる。リュウは何とかかわしつつ部屋から抜け出した
が出た瞬間に槍で壁にたたきつけられた。リュウの肩に穴が開いていた。
「まじかよ・・・ここで死ぬのかよ!」
「簡単だねー・・・じゃあ!」
殺されそうになったその時、廊下の方から足音がした。
「ねぇ・・誰かいるの?」
「まさか・・リーカか」
「おや?・・向こうから来るとは・・」
攻撃はリュウからリーカの方に向いた。リーカは何もわからずに近づいてくる・・
リュウはとっさに女の子を突飛ばしてリーカの方に向かおうとした。
「リーカ!ここは危険だ!!に!・・・逃げろ!!」
リュウの背中に何かが刺さった。リュウは自分の体を見ると槍が思いっ切り食い
込んでいた。槍は女の子が抜き取り、リュウは穴が開いたと所から血を吹き倒れそう
になった。
「こんな所で死ぬかよ!!」
リュウは女の子の方に振り返り両手で攻撃をし始めた。
「(無謀なのは分かるがせめて!!)」
だが、リュウが女の子に手を伸ばそうとしたが何故か女の子に触れられない
「な!なぜ触れれない!!」
「よく見なよー・・・お前の手は別の所に飛ばされてるんだよ!」
「な!?」
よく見るとリュウの手は女の子の近くでなくなっている。だが両手を切断された
わけでもない、リュウの手はどこかに飛ばされた。手の部分だけ空間を超えて・・
「私はリムリ、暗殺者トップ9のリムリだよ!」
「お前!ヤードの!!」
「ありゃ?ヤード様を知ってるとは・・・計算違いだね・・」
リュウは手を抜こうとしたが抜けなかった。
「抜こうとしてるの?あはは!残念ね!私の能力は「TP」空間を自由自在に
行き来できるの!」
リムリは笑顔でそう答えてくる。リュウは何か嫌な予感がした、手を早く抜かない
とやばいような気がしてきた。リムリの目や口、喋り方、全てが悪魔のような気が
して来て恐怖でしかなかった。
「ただ空間を行き来する能力じゃないの・・相手もテレポートさせることもできるの!」
「そうゆう事か・・つまりお前は俺の手をテレポートさせたということか!」
「そう!でね・・・その手・・どこに行ったと思う?ねぇ!ねぇ!ねぇ!」
「どこって・・・」
「正解はここ!私の後ろでしたー!」
そう言うとリムリは、リュウの手を槍で飛ばした。リュウはさっきまで
引っ込めれなかった手を引っ込めた。
「・・・・嘘だろ・・おい!!」
リュウの手が切断されて血が大量に出ていた。リュウはそのまま倒れ込んだ。
「ま・・・さか!リーカ!!」
「さーて部外者は消えてもらうとしますかね・・・」
リムリはそう言うと、リーカの方に近づいて行った。
「え!?何・・・」
リーカがそう言うと刃物で刺された鈍い音がした。
「リ!リーカーあぁぁぁぁぁ!!」
ーー「ローマリナ城「永亭の庭」」ーー
「あぁぁぁぁ!!」
「ど、どうしたの?急に叫んで・・」
「・・・あ、リーカ・・」
何故か目の前にリーカがいる・・・しかもここはリーカと最初に
出会った場所。どうゆうことか分からなかった。
「と!とにかく!行きますよ!」
「え?どこに?」
「貴方自覚あります?貴方は不法侵入者なのですよ!」
「は?・・でもそれは俺が転移装置を使ったことが原因で済んだんじゃ・・」
「転移装置?・・・言い訳は通用しませんよ!」
リーカは俺の手を無理やり引っ張り始めた。リュウはリーカの手を素早くどけて
少し離れた。
「ちょっと!」
「さっきまで夜だったのに・・・何故昼に・・しかも何でここまで・・は!」
「何ぶつぶつ言ってるのよ?行くわよ!」
「(まさか・・・過去に戻ってる・・俺の能力か?いや・・・俺の能力は死んだら
発動する奴だからな俺は手を失っていたが死んではいなかったぞ。リーカが
死んだ時に・・・発動したのか?)」
「おーい?聞いてるの?行くよ!」
またリーカに手を捕まれた。俺はまたもや抵抗しようとしたが今度は強かった。
「(リーカの力って・・・強すぎじゃね?)」
そんなことを思っていたら後ろの方から声が聞こえた。
「離してやりなさい」
「ん?その声・・・」
リュウは後ろの方を振り向いた。するとリーカの兄カルマがいた。
「(やはり過去に戻っているな・・俺が死ぬんじゃなく相手が死ぬと発動するの
かな、さしずめこの力を「逆死」となずけよう。)」
「に、兄さん!?」
「リーカの兄だな・・」
「ん?その様子からして僕と出会ったことある?」
「あ、いや!・・・あったことはないですね!」
「そうだよね・・あはは」
そう言うとカルマは自己紹介をし始めた。
「初めまして・・僕はリーカの兄のラヒィーナ・カルマです」
「俺は神谷龍!諦めない心だけが取り柄だぜ!」
「諦めない心か・・・リュウ君、その言葉もらうね。」
「え?まぁいいですけど・・」
「君を見た感じ悪そうじゃないからね・・リーカこの城を案内してやりなさい。」
「何で!?この人は不法侵入者なのよ!」
「うーん・・でもなぜかリュウ君は信頼できそうな気がしてくるのだよ・・」
カルマはリュウの顔を見て頷き、そのまま城の方に行ってしまった。
「兄さん!!もぉ!」
「あの・・リーカ」
「何!」
「お前の運命・・・曲げてやるからな」
「え?・・・訳が分からない」
リーカは頭を抱えていたが少ししてリュウを城中に案内した。
ーーローマリナ城「廊下」ーー
「(過去に戻ったが・・・過去に戻って違和感があるのは人の動きなんだよな
前に見た動きをまた見ないといけない・・・ん?それって・・敵もいっ!)」
リュウは考え事してたため前を見てなかった。そのため一人のメイドにぶつかった。
「あ、すいません!」
「い・・いえ・・では」
「ユイナか?今のは」
「え?知ってるの?」
「まぁ・・・」
「そう」
リュウはそれから色々と案内された。勿論、王様の所にも
行き、また夜が来た・・
ーーローマリナ城 夜「部屋」ーー
「この時が来たか・・・・」
今回は起きてリムリが来るのを待っていた。
「前のようにはいかないぞ・・・」
しばらく待っていると足を音が聞こえた。近づいてくる足音に警戒しつつも
ゆっくりと扉を開けて廊下を確認した。
「(誰もいない・・・足音がしたのに)」
周りを見ても誰もいなかった。気のせいかと思って部屋に戻ろうとした。
「ねぇ?どうやって気づいたの?」
「は!・・・・」
一瞬だった。一瞬で背後を取られて槍で穴をあけられた。槍には心臓が
刺さっていた。気付かなかった。
「ぐはぁ!・・・・」
「もうお終いね・・・でーもどうやって気づいたのかなー?気のせいかな?あははは!」
「こ・・・これでいい」
「え?」
リュウは槍を両手で握りしめてその場で倒れた。
「こいつ・・・私の武器を!」
リュウはしばらくしてから生き返った。
「・・・・は!」
「くそ・・・何故取れない・・・ん?」
「・・・これでも食らえ!」
「死んでなかったのか!」
リュウは持っていたリムリの槍をリムリに突き付けた。
「そ・・・そんな・・・・でもざーんねん!」
槍はリムリの体をすり抜けていた。
「そんな馬鹿な・・・ダメか」
リムリが俺に向かって勢い良く蹴り飛ばした。
「ぐはぁ!・・・・あ・・・あぁぁぁぁ!!」
リュウの左手がちぎれて血が大量に出てきた。
「あーららら、これじゃあもう終わりね・・・あら?」
「(意識がぼんやりとしてきた・・・だがいいまた生き返れば・・・ん?
あれは・・・リーカ!)」
足音が廊下から響いてきた。前のようにリーカが現れた。
「だ・・・ダメだ・・」
リュウは手を必死に伸ばした。血がたくさん出てるが必死に振り絞って。
「お客さんかな?・・・楽しまくっちゃね!」
「やめろ・・・・や・・・やめろぉぉぉぉお!・・・・・・あ」
お久しぶりです!GWは楽しかったですか?GWは茨城県の大洗にいましたw令和になっても、記憶喪失の異世界旅行はまだまだ連載します!お楽しみに!




